悪役令嬢、モブ目指します!〜最短ルートを突き進もうとした結果、溺愛が止まりません〜
マロリーは兎に角、コンラッドやダリルと距離を詰めようと奔走しているようだ。
乙女ゲームのように、寂しさやデュランへの嫉妬や空虚さに苛まれていないダリルと、トリニティに嫌がらせを受けていないコンラッドを前に、どこまでマロリーの優しさが及ぶのか。
最近、高みの見物をしているのでデュランの気持ちがよくわかるのであった。
「二人のお陰で、わたくしは快適よ」
「全く……それだけが救いですよ。彼女には言葉が通じないんですよ」
「本当だね。姉上が標的になるくらいならこっちのがいい」
「見ていて分からないんですかね。僕がトリニティ様しか見てない事を」
「…………」
「僕がトリニティ様しか見……「聞こえてますわ」
「なら、良かった」
「今日も大好きです。トリニティ様」
「くっ……可愛い」
「今日も大好……「聞こえてますわ!」
「ぷっ……!」
いつものようにデュランが吹き出している。
コンラッドもいつもの事だと軽く受け流していた。
大抵の人はダリルが向ける愛溢れる視線や態度を見ていれば、正式に婚約はしていなくとも、大体は察しているのだがマロリーにはそんな現実は関係ないようだ。
乙女ゲームのように、寂しさやデュランへの嫉妬や空虚さに苛まれていないダリルと、トリニティに嫌がらせを受けていないコンラッドを前に、どこまでマロリーの優しさが及ぶのか。
最近、高みの見物をしているのでデュランの気持ちがよくわかるのであった。
「二人のお陰で、わたくしは快適よ」
「全く……それだけが救いですよ。彼女には言葉が通じないんですよ」
「本当だね。姉上が標的になるくらいならこっちのがいい」
「見ていて分からないんですかね。僕がトリニティ様しか見てない事を」
「…………」
「僕がトリニティ様しか見……「聞こえてますわ」
「なら、良かった」
「今日も大好きです。トリニティ様」
「くっ……可愛い」
「今日も大好……「聞こえてますわ!」
「ぷっ……!」
いつものようにデュランが吹き出している。
コンラッドもいつもの事だと軽く受け流していた。
大抵の人はダリルが向ける愛溢れる視線や態度を見ていれば、正式に婚約はしていなくとも、大体は察しているのだがマロリーにはそんな現実は関係ないようだ。