悪役令嬢、モブ目指します!〜最短ルートを突き進もうとした結果、溺愛が止まりません〜
「こ、こんにちは……!」
「ローラ、お疲れ様」
「トリニティ様、お疲れ様です」
「ここまで誰にも絡まれなかった?」
「あっ……」
「やっぱり絡まれたのね」

平民から子爵の養女となった事により、度々令嬢達に絡まれているこの可愛らしい女の子こそが、ヒロインであるローラである。
ローラとの出会いは遡る事、数ヶ月前……。
何人かの令嬢達に囲まれている可愛い女の子を発見した為、直ぐに令嬢達を追っ払った。
そしてその女の子を救い出した所までは良かったのだが、お顔を拝見してビックリ。
それがヒロインであるローラだったのだ。
まさかヒロインに自分から絡みにいってしまった。

初めはローラを滅茶苦茶警戒していた。
またマロリーのように転生者で「私が狙っちゃおっかなぁ」などと言われたら面倒だな……と思っていたのだが、ローラは転生者ではなく、ダリル達同様にこの世界の住人のようだ。
そして、もしかすると今の場面はローラと攻略対象者の大切なイベントだったのかもしれないと気付いて申し訳ない気持ちになった。
(ごめん……ローラを救う予定だった人)
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