悪役令嬢、モブ目指します!〜最短ルートを突き進もうとした結果、溺愛が止まりません〜
あまりにも可愛くて純粋で良い子すぎるローラに、攻略対象者達の気持ちがよく分かったのであった。
それからローラを妹のように可愛がっていた。

「ローラは良い子に育って……」
「お前の子じゃない」
「おだまり。気持ちの問題よ」

デュランとのこの会話をキッカケに、いつの間にか話が弟の自慢へと変わっていく。
ダリルとコンラッドは、また始まったと頭を押さえた。

「コンラッドの方がモテるわよ! 男女共に目を惹きつけるこの美しさが腐りきった貴方の目には分からないのねッ! 残念だわ」
「馬鹿を言え。モテるのはうちのダリルの方に決まっている。こんなに完璧で全てを兼ね備えた男はどこにもいない。お前の目は肥え過ぎて良し悪しも分からなくなったのか?」
「なんですって!?」
「はっ……やんのか?」
「やるに決まってるじゃない!」
「トリニティ様っ、デュラン様! あの、落ち着いて下さい……! 喧嘩は良くないですっ」
「ローラ、諦めた方がいい。兄上とトリニティ様はいつもこうなんだ」
「え……?」
「昔っからだよね」
「そう、なんですか……?」
「そうだねぇ」

ローラは胸に手を当てて、ハラハラとしながら二人を見ている。
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