悪役令嬢、モブ目指します!〜最短ルートを突き進もうとした結果、溺愛が止まりません〜

「ローラ……!?」
「今度は、私がトリニティ様を守りますからっ!」

イケメン過ぎるローラの言葉にキュンとしながらも、邪魔にならないようにと立ち上がる。
足がもつれて倒れそうになると、デュランが後ろから支えてくれた。

「……デュラン!」
「大丈夫か?」
「ありがとう……! もしかしてローラって何か特別な力があるの?」

ローラはこのゲームのヒロインだ。
何か特別な力があってもおかしくはない。

「そういえば、エールラン子爵家は、裏で悪魔祓いをしていると聞いたことがあったな」
「……悪魔祓い!?」
「確か以前、平民で能力が高い子供を養子に貰ったと……」

悪魔と戦えているということは、ローラは強い悪魔祓いの力を持っていエールラン子爵家に引き取られたのだろう。
ローラには、トリニティのように天使が側に居る訳でも、デュランのように女神に愛されている訳でもない。
悪魔と戦える理由は、悪魔祓いの力があったからのようだ。
ヒロインのネタバレ要素を知れたのは良かったが、このタイミングでは素直に喜べない。
ローラは悪魔マーベルと激しく戦っている。
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