悪役令嬢、モブ目指します!〜最短ルートを突き進もうとした結果、溺愛が止まりません〜
やはり中身が成熟したしきっている為、落ち着いて物事を判断できるのが利点なのだが、狡賢い部分ばかりが表に出てきてしまうので若干、複雑である。
トリニティになってからというもの、この世界が楽しみ過ぎていて忘れていたが、何故トリニティになったのかも未だに分からないままだ。
憂いを帯びた表情で令嬢達を見ていると……。

「……羨ましいですか?」

ふと、横からダリルの声が聞こえてくる。
視線を戻すと先程とは一転、ダリルが眉を顰めて此方を見ている事に気付く。

「……?」
「ごめんなさい、多分、僕のせいです……」

何のことか分からずに首を傾げた。
ダリルに「羨ましい?」かと問われた時に、見ていたのは令嬢達だ。
もしかして友達がいないことを気にしているのだろうか。
(……三年振りに会ったトリニティの交友事情をわざわざダリルが気にかけるのかしら?)
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