【完結】片想い結婚〜同期からのプロポーズは突然の一夜で〜


 千歳は身体をゆっくりと起こすが、結構辛そうなので飲ませてあげることにした。

「もう少し飲む?」

「……飲む」

 素直に千歳が私の言うことを聞くだなんて、想像もしたことがなかった。

「はい」

「ありがとう」

 だいぶ体調は良くなってきてはいるようだけも、まだ少し顔色は優れない。

「桃子……雑炊、食べてもいいか?」 

「うん。じゃあ用意してくるね、ちょっと待ってて」

 私は寝室を出ると、キッチンに行き雑炊を火にかけ温めていく。
 器に雑炊を盛り付け、寝室へと再び向かう。

「千歳、お待たせ。 雑炊温めてきたよ」

「お、ありがとう」

「熱いからふーふーして食べてね」

 お盆をテーブルに起き、器に盛り付けた雑炊を千歳に手渡す。

「美味しそうだな」

「ゆっくり食べてね。食べれる所まででいいから」

 レンゲを手に取る千歳は、ふーふーしてから出来たての雑炊を頬張っていく。

「ん……美味いな」

「良かった」
 
 少しでも食べてほしいから、和風味にしたんだけど、美味しいと言ってもらえて良かった。
 食欲ない時は、お粥や雑炊がいい。胃に優しいから。

「食べたらちゃんと薬飲んでね」

「ん、分かってる」

「ならよし」
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