【完結】片想い結婚〜同期からのプロポーズは突然の一夜で〜
✱ ✱ ✱



 それからほどなくして、私は誕生日を迎えた。

「桃子、これ」

「え?」

 誕生日当日の朝は、心地良いほどの快晴だった。 窓の外に写る青空と白い雲が、私の気持ちを晴れやかにしてくれる。
 今日はいい誕生日になりそうだと、そう思える。

「誕生日、おめでとう」

 リビングの引き出しから小さな紙袋を取り出した千歳は、私にそれを差し出す。

「これ、誕生日プレゼント」

「ありがとう。……嬉しい」
  
 千歳からの初めての誕生日プレゼントだ。すごくすごく、嬉しい。
 
「ねぇ、開けてもいい?」

「ん、開けてみな」

 言われるがまま紙袋を開けると、小さく包装された箱が入っている。

「……なに?これ?」

「それも開けてみな」

 包装紙を丁寧にめくっていくと、目の前に白い箱が正体を現す。
 何が入っているのかドキドキしながら、その小さい白い箱を開けてみる。

 えっ、なにこれ……。

「すごい、可愛い……」

 その箱には、とてもキレイなネックレスが入っていた。キラキラと輝く小さなダイヤが、光り輝いている。

「すごいね。すごくキレイ」
 
 思えず見入ってしまいそうになるくらい、とても美しいダイヤのネックレスだった。
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