【完結】片想い結婚〜同期からのプロポーズは突然の一夜で〜

 
「ありがとう」

 ケーキワンホール食べれるとか、幸せだなと思っていると、千歳は「せっかくだから、なんか美味いものでも食べに行くか」と誘ってくれた。
 
「なんか食いたいもの、あるか?」 

 スマホの画面をスクロールしながら、千歳は私に聞いてくる。

「えー、そうだな……。」

 せっかくだから、お肉が食べたい。

「お肉が食べたい。焼肉とか」

「焼肉か。たまにはいいかもな」

 スマホでここから近い焼肉屋さんを検索しながら、千歳は「どれも美味そうだな」と呟いている。

「ここの焼肉屋、美味しいらしいよね」

「そうみたいだな。誕生日の月はバースデーサービスやってるみたいだし、ここいいんじゃね?」

 へぇ、バースデーサービスなんてやってくれるんだ。すごいな。

「ね、ここ行きたいかも」

「じゃあここに行くか。 よし、早速出かける準備するか」

「うん」

 そうして美味しい焼肉を食べに連れてってくれた千歳に、私は今日と言う日を感謝した。
 ランチに美味しいお肉を食べた後は、美味しいと評判のケーキ屋に二人で立ち寄った。
 ショーケースの前でどのケーキがいいか選んでいる私の背中を見て、千歳はなんだか嬉しそうに笑っていた。
< 128 / 210 >

この作品をシェア

pagetop