【完結】片想い結婚〜同期からのプロポーズは突然の一夜で〜


「ん、美味いな」

 温かいつゆと蕎麦の相性がピッタリだ。

「たまにはいいね、お蕎麦も」

「ああ、日本人って感じするな」

「うん。温まるね」

 美味しいお蕎麦を食べて満足した私たちは、再び車を走らせた。
 私はちゃっかりあんみつも食べてしまい、お腹を充分に満たせた。

「あんみつ美味かったか?」

「うん、美味しかった」

 車の中での会話は何気ない会話ではあるけど、それもまた楽しい。

「あそこのお蕎麦、また食べに行きたいな」

「じゃあまた今度行くか」

「うん、行こう」

 基本蕎麦よりうどん派の私だけど、たまには蕎麦を食べるのもいいなって思った。

「桃子、夕飯の材料、買わなくていいのか?」

「今お昼食べたばっかりなのに、夕飯の話する?」

「それもそうか」

 千歳のそういう所、なんか可愛い。

「買い忘れとか大丈夫だよな?」

「うん、大丈夫だよ。全部買えたから」

 束の間の休日に夫婦二人で買い物に出かけるのも、息抜きになる。
 
「後は家でゆっくりするか。コーヒーでも飲みながら」

「そうだね。映画でも観る?」

「それもいいかもな」
   
 最近千歳と家で映画を観るのが好きで、よく観ている。
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