【完結】片想い結婚〜同期からのプロポーズは突然の一夜で〜
千歳はテレビの画面を見ながら「そうだといいけどな?」と笑っている。
「ちょっと、なに?」
「いや、別に?」
なんか分かんないけど、ムカつくのはなぜだろう。 私に似てツンデレになるとでも、言いたそうな顔をしている。
「でも……家族が増えたら、賑やかになりそうだな」
「確かに、そうだね」
この家のあちこちを走り回っている光景を思い浮かべると、なんかワクワクするような気がする。
「楽しいだろうな、きっと」
「きっとそうだな」
子供が欲しいと願う私たちは、幸せな家族になれる日が待ち遠しくも感じた。
「じゃあするか」
「え?するって、何を?」
私がそう聞くと、千歳は「決まってるだろ?子作りだよ」とドヤ顔を見せてくる。
「こ、子作りっ……!?」
まさか、子供の話したからその気になっちゃった!?
「子作り、するんだろ?」
「そ、それは……っ」
確かにあれは子作りという名の営みではあるが、子作りと言われるとちょっと恥ずかしい気持ちになる。
「あのな……俺と毎日子作りしてるのに、なにを今さら照れてんだよ」
「だ、だって……」
「子作りするなら、早い方がいいだろ?」
そ、そんなに真面目に言わないで!