【完結】片想い結婚〜同期からのプロポーズは突然の一夜で〜


 あんなに嫌いだったニオイが、今は何にも感じないだなんて、信じられない。
 
「いただきます」

 ほんとにそうなのか知るため、朝ごはんに数ヶ月ぶりに納豆ご飯を食べてみる。
 やはり納豆のニオイを嗅いでも、気持ち悪い感じはしない。

「やっぱり……全然平気だ」

 普通にご飯も納豆も食べられる。そしてすごく美味しい。 白いご飯が格別に美味しい。
 日本人で良かったと、そう思える味がする。白いご飯に納豆の組合わせは、確実に最高と言える。
 日本人に産まれて良かった。 そんな風に思える。

「美味しい……」

 感動するくらい美味しい。特別感がある。

「美味しい……。ご飯、美味しい」

 キウイフルーツと梅干ししか食べてなかった私は、久々にまともな物を食べた。
 食べたと言えば、ポテトフライは食べた。むしろポテトフライは無性に食べたくなって、キウイフルーツとポテトフライを後半はよく食べていた。
 
 ポテトフライがなぜか食べたくなって、ポテトフライだけで良かった日もあった。
 だからかもしれないけど、やっぱりご飯って美味しい。ご飯を普通に食べれるって、こんなにも幸せなのか。
 ようやくキウイフルーツとポテトフライから開放される。
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