【完結】片想い結婚〜同期からのプロポーズは突然の一夜で〜
千歳も嬉しそうに微笑んでいて「良かったな。良くなって」と言ってくれた。
「うん、良かった」
お腹になんとなく手を当ててみると、少しだけだけど、前よりお腹が大きくなっている気がした。
「ちょっとお腹、大きくなってきたか?」
「なんとなく、大きくなってる気がする」
お腹に手を添えながら、私は「なんか、赤ちゃんの成長を感じる」と千歳の方を向く。
「そっか。ちょっとずつ成長してるのか」
「うん、そうだね」
こうやって成長を感じると、やっぱり赤ちゃんがいるんだってことを実感する。
「そろそろ安定期入ってそうだし、少しずつ動けそうか?」
「うん、そうかも」
赤ちゃんがいるって偉大だ。お腹の中でちゃんと生きてるって思うと、すごく逞しいと思えた。
大好きな人との赤ちゃんを産めるのって、奇跡だと思うから。
「そろそろ、仕事復帰しようかな?」
「復帰して大丈夫なのか?」
「まだ分かんないけど、復帰したいなって思ってる」
つわりがひどくて休んでしまった分、取り戻していかないと。引き継いだ仕事もあるし、そろそろ復帰出来そうだ。
「頼むから、無理だけは絶対するなよ」
「分かってるよ」