【完結】片想い結婚〜同期からのプロポーズは突然の一夜で〜


 まあこれが桃子なんだけど、俺はこういう桃子とのやり取りが、なんだかんだと好きなんだと思う。

「……結婚式」

 隣で桃子がふと小さく呟く。

「ん?」

「結婚式の時には……この子が産まれてるんだよね」

 桃子は優しい声で笑っている。

「そうだな。この子も一緒に、結婚式に出れるんだよな」

「うん。……なんか、幸せな絵しか見えないね」

 幸せな絵か……。確かにそうだな。

「来年の結婚式までに、体型戻さないとだよね」

「なに言ってんだよ。桃子はスタイルいいし、すぐ戻るだろ?」

「分かんないじゃん。 太ったままかもしれないもん」

 桃子はそんなこと気にしてんのか?

「大丈夫だって。桃子はいつになっても素敵だから」

「……ありがとう」

 ちょっと照れている桃子を見ると、ほんとに可愛いなと思う。

「桃子はいつまでも、俺の大切な妻だよ」

 心から愛している人、心から大切にしたい人。そしてこれからもずっと、愛したい人。

「家族になれる日が、待ち遠しいな」

 俺の言葉に、桃子は「うん。 そうだね」と答えて微笑む。

「千歳、子供が産まれたら、家族写真撮ろうよ」

「それいいな」

 家族写真か……。いいアイデアだな。


【千歳SIDE】
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