【完結】片想い結婚〜同期からのプロポーズは突然の一夜で〜
✱ ✱ ✱

 それから半年後の冬、十二月ーーー。



「遥陽(はるひ)、ほらパパだよ」

「ぱー、あー」

 半年前、私たちの間に、大切な宝物である遥陽(はるひ)が産まれた。遥陽が産まれた時は本当に嬉しくて、泣いた。
 半年が産まれてからは何もかもが新鮮なことばかりで、大変なことも多い。赤ちゃんを育ってるって本当に大変だ。

 夜泣きもひどくてなかなか寝付けないけど、なんとか頑張っていけている。
 それも千歳の支えがあるからだ。支えてもらっているからこそ、私は母として頑張ることが出来ている。
 
「遥陽、こっちおいで」
 
「あー、うー」

 段々と動けるようになってきた遥陽の姿を見て、ひしひしと感動を感じている。

「まー、あー」

「今ママって言ったかな?」

「言ってないだろ」

 私たちの親バカが発動しているせいか、少しでもなにか言うとママとかパパとか言ってくれているのではないかと錯覚してしまう。

「ぱー、うー、あー」

 ちょっとしか話せないけど、それを見てるのもまた可愛いと感じて、感動する。

「今パパって言ったか?」

「ううん、言ってないよ」

 なんてやり取りを毎日しているけど、なんか飽きないんだよね。
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