【完結】片想い結婚〜同期からのプロポーズは突然の一夜で〜


「言ってないか」

「うん、言ってないね」

 こんなに親バカでいいのだろうか、私たちは。

「遥陽、ミルクの時間だよ」

「みー?」

 か、可愛い! なんて可愛いんだ、私たちの天使は。
 この可愛いさがヤバすぎて、興奮する。

「俺が飲ませてやってもいいか?」

「いいけど、大丈夫?」

「大丈夫だ、多分」

 千歳も少しずつ、父親らしくなってきた。今まで見てる顔が断然、父親になってきたと確信できる。

「気を付けてよ」

「分かってるよ」

 遥陽の父親である自分をカッコよく見せたい願望があるのか、最近いつになく気合が入っているように見える。

「お、飲んでる飲んでる」

「飲んでるね、ちゃんと」

 よほどお腹が空いていたのだろう。美味しそうに哺乳瓶に手を添えながらミルクを飲んでいる。

「どうだ? ミルク美味いか?」

「話しかけたって分かる訳ないでしょ?」

「それもそうか」

 千歳ってば、ほんとに大丈夫? 焦りすぎてない?

「ほら、ミルク飲んだからゲップさせないと」

「ゲップ? どうすればいいんだ?」

「背中を叩くのよ。強くしちゃダメだからね」

「なるほど。分かった」

 ほんとに大丈夫?不安なんだけど。
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