【完結】片想い結婚〜同期からのプロポーズは突然の一夜で〜


 と言いつつ、嬉しそうに笑っている千歳に、私までちょっとおかしくなった。

「冗談だよ。……ちゃんと、真剣に選ぶから」

「……当たり前だろ、バカ」

 私の頭にぽんと頭を乗せる千歳に、私はなぜかちょっとだけ、ドキッとした。
 でも恥ずかしいら、このことは千歳には内緒にする。

「……ね、千歳」
 
「なんだよ」

「私と結婚することに、抵抗とかないの?」

 そう聞いてみたのは、千歳がなぜ私と結婚したかったのか、知りたかったから。

「抵抗? ある訳ないだろ」

「……そうだよね」

 千歳には抵抗という二文字なんて、ある訳なさそうだもん。

「お前は抵抗あるのか?俺と結婚すること」

「……まあないと言えば、ウソになるけど」

 でも……今は別に、結婚することがイヤだなんて思ってない、気がする。

「けど? なんだよ」

「べ、別に!」
 
「素直じゃねぇのな、ほんと」

「うるさい」

 なんで私は、千歳のことをこんなに気になってしまうのだろうか。

「……桃子」

「ん?」

 私は千歳に視線を向ける。

「俺は嬉しいよ、お前と結婚出来ること」

「……え?」

「桃子を俺のものに出来て、嬉しいから」
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