【完結】片想い結婚〜同期からのプロポーズは突然の一夜で〜


「んじゃ、デート行くか」

「デートじゃないけど」

「デートだろ、どう見ても」

 デートだなんて言われたら……私、ちょっと期待しちゃうかも。
 なんてね……。なんて乙女みたいなことを言ってるんだ、私は。

「そう思ってるのはアンタだけだから」

「じゃあ自惚れとくわ」

「……勝手にすれば」

 千歳は強引すぎるし、確かに自惚れてる。

「可愛くねぇのな、お前」

「うるさい。……ほら、早く行こ?」

「お、おう」

 あれ?千歳、なんか顔赤くない?……て言いたいけど、それを言うと怒られそうだからやめておこう。

「まずは洋服買いたい」

「いいけど。 なんなら、選んでやろうか?」

「えっ」

 選んでもらう? 千歳に?
 いや、それだけは絶対ない。アイツのセンスじゃ、変な服しか選ばなそうだし。

「いや、えってなんだよ」

「別に。……とりあえず、服見てきていい?」

「なに買うんだよ?」

「ほしかったスカート」

「ミニ丈?」

 冗談っぽく聞いてくる千歳に、私は「そんな訳ないでしょ」と答える。

「ミニなんか履かないわよ、もう。ロング丈のスカートだから! ミニっていう歳じゃないし」

「それもそうか」
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