【完結】片想い結婚〜同期からのプロポーズは突然の一夜で〜
よほど熱かったのか、一気に水を飲み干していく。
「いや、これマジで熱い。やばい」
「だから熱いって言ったのに」
「予想外だったわ、これは」
でも千歳のちょっと可愛いらしい一面も見れて、なんか嬉しいなと思えた。
「急いで食べると体に悪いから、ゆっくり食べてね」
「分かってるよ」
「私、お風呂入ってくるから」
「おう」
千歳がビーフシチューを食べている間、私はお風呂に入る。
「はぁ……気持ちいい」
やっぱりお風呂っていいな、最高だよ。
「癒やされる……」
なんか一日の疲れをとってくれそうな気がする。
お風呂にゆっくりと浸かっていると、ドアの向こうから千歳の声が聞こえる。
「桃子、ごちそうさま。美味かった」
「それはよかった」
わざわざ言いに来てくれるとか……律儀だな。
「てことで、俺も入るから」
えっ……!?
「はっ!? いや、いい!」
「遠慮するな」
「遠慮してない!」
でも千歳は、私がそれを断ることを分かっていてあえてそうしているのだ。 確信犯すぎる。
「入るぞ」
「や、私もう出るから!」
「いいから、大人しくしとけ」
「ちょっと……!」
は、入ってきた……!