【完結】片想い結婚〜同期からのプロポーズは突然の一夜で〜


 私が嬉しそうにそう聞くと、千歳は「だって仕方ないだろ。……あの時は、お前を振り向かせることを考えるだけで精一杯だったんだから」と恥ずかしそうに話す。

「へぇ? かわいいね、千歳」

「はっ?かわいいってなんだよ、かわいいって」

 だって……千歳が私のことで悩んでるって知って、ちょっとだけ嬉しかったから。
 あの時はほんと、千歳のことを考え始めた時で……。千歳と初めて身体を重ねてしまって、なぜかプロポーズを受けた時だったから、必死だったんだよね。

「これからも私たちらしくいこうね」

「まあ、そうだな。俺たちらしくいくか」

 私は「うん」と返事をしてから、微笑んだ。

 千歳と夫婦になってからは、正直毎日が楽しい気がする。二人だから、より楽しい気がする。
 楽しい毎日って刺激があるし、辛いことがあっても千歳となら乗り越えていけそうだなって、いつも思ってる。

 千歳はあんな風に私をからかうことの方が多いけど、それも実は千歳なりの愛情なのではないかと、実は最近気付いたりした。

 この前久々に仕事で凡ミスした時、千歳は私に「なに落ち込んでだよ。お前らしくねぇじゃん」と励ましてくれたし、私を心配してくれていたことが嬉しかった。
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