【完結】片想い結婚〜同期からのプロポーズは突然の一夜で〜


「じゃあまた仕事終わったら連絡する」

「うん、じゃあね」

 千歳と別れて、そのまま自分の部署へと入っていく。

「おはようございます」

「おはようございます」

 社員たちに挨拶を済ませ、自分のデスクにたどり着く。

「桃子、おはよう」

「おはよう、莉香(りか)」

 隣のデスクに座るのは、友達の莉香だ。莉香も私と千歳の同期で、北山くんとも同期。
 私のよき相談相手で、よき理解者だ。

「今日も千歳とラブラブ出勤?」

 莉香はニヤニヤしながら問いかけてくる。

「ま、まあね」

「やっぱ新婚は違うねぇ。ラブラブじゃーん」

 莉香はずっとニヤニヤしているが、私は見ないふりをすることにした。

「ラブラブじゃないから」

「もう、照れちゃってぇ」

「うるさいよ、莉香」

 ニヤニヤする莉香に、私は「……ニヤニヤしないでよ」と告げるが、莉香は嬉しいのだと思う。

 莉香は私が千歳にプロポーズされたと伝えた時、すごく嬉しそうに「え、おめでとうー!」と喜んでくれていたから、その喜びを考えると、莉香には感謝してる。

「莉香は、千歳が私のこと好きなのいつから知ってたの?」

「いつからだっけ? んー?半年くらい前からかな?」
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