【完結】片想い結婚〜同期からのプロポーズは突然の一夜で〜
え、そんな前から!? じゃあ、莉香はそれを知ってて、あえて私に千歳なんかどう?って提案してきたのか……。
莉香のヤツ、確信犯じゃん!
「そんな前から知ってたの?」
「知ってたっていうか……正確に言うと気付いてたかな」
「気付いてた?」
なにも言わずとも、気付いてたってことか。
さすが莉香……。
「千歳の態度見てれば、分かるもん普通に」
「え、そうだった……?」
全然気付かなかったよ、私……。
「千歳のアンタの見る目は、完全に恋してる目だったからね」
「恋してる目……」
さすが恋愛経験豊富な莉香だ、よく人のこと観察してる。
「アンタが元カレと別れた時、千歳のヤツめっちゃ喜んでたよ? 私見ちゃったしね」
「見たって、なにを?」
莉香は私に視線を向けながら「千歳が、桃子の写真見てめっちゃニヤニヤしてた所だよ」と、その写真を見せてくる。
「この写真」
「え?……あ、これって」
同期でみんなで撮った写真じゃん。懐かしい……。
「これ見て、千歳ニヤニヤしてたの」
「……全然想像できない」
あの千歳が? いや、全然想像できないし。
「ギャップ萌えってヤツじゃない?」
ギャップ萌え……?