【完結】片想い結婚〜同期からのプロポーズは突然の一夜で〜


 千歳からはそんなもの、全然見えてこない。

「千歳は桃子の前では、カッコイイ男でいたいのよ」

「カッコイイ男……?」

「男はそういう生き物なのよ。 だから自分の弱い所とか弱点とか、見られたくないのよ」

 莉香が言うと、なんか説得力あるなあ。
 ああ、そうなんだ……ってなってしまう。

「そういうものなんだ」

「そういうものよ、男なんて」

 つい納得してしまうが、そんな訳にもいかない。

「男を語らせたら、アンタは最強だね」

「どんだけ恋愛してきたと思ってるのよ?」

「確かにね」 

 まさにそのとおりだ。 といいつつ、莉香は今商品管理部の後輩と付き合っているらしく、莉香いわく後輩くんが莉香にベタぼれらしい。
 後輩くんから愛されていると感じられると、幸せなんだとか。

「年下はいいよ、桃子。可愛いし、甘えん坊だし」

「へぇ?甘えん坊なんだ、後輩くん」

 莉香は嬉しそうに「そ、めっちゃ甘えん坊。でもそこが可愛いのよねぇ」と惚気てくる。

「莉香には年下がぴったりかもね」

「確かに。甘えられる方が好きかも」

 恋してる莉香って、なんかめっちゃ可愛いな。
普段からお姉さんって感じだから、本当に可愛いよ。
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