双子ママですが、別れたはずの御曹司に深愛で娶られました
「未練がましいなって自分でも思ってたけど、どうしても手放せなかったの」
私はネックレスに手を添え、在りし日に想いを馳せる。
完全に雄吾さんを忘れ去るなんてできないと、本当は気づいていた。それを知らないふりしていただけ。
けれど、穂貴も詩穂もお母様が感嘆の声をあげた通り、日に日に雄吾さんの面影が濃くなるのを薄々感じていた。私の心の奥に彼が残っているせいかもと考えたこともある。その真偽がどうあれ、私はあの子たちのそばにいる限り、ずっと雄吾さんとともに生きることになっていたのだと思う。
きっと、ほんの少し感傷に浸りながら――。
私はくるりと身体を反転させて、雄吾さんと正面から向き合う。そして、彼の首に両手を回し、つま先立ちをして自ら唇を重ねにいった。
突然のキスに目を白黒させる雄吾さんを上目で見て、ぽつりと呟く。
「私の大事な思い出だから」
面と向かって伝えるのはものすごく照れくさい。だけど、いいこともよくないことも、できるだけ言葉にして共有すれば、すれ違って悲しい結末を迎えたりしなくて済むだろう。逆にいつも温かな気持ちになれるかもしれない。
頬が火照っているのを感じながら、雄吾さんの反応を窺っているとふいに抱え上げられる。びっくりするのと同時に、慣れない体勢に硬直した。
彼の首に回している手に力を込めていると、額に口づけられる。
「それ、更新させてよ。これから何度でも」
優しい眼差しと声にドキドキする。
私がおずおずと頷くと、雄吾さんは微笑んで私を抱いたままベッドルームへ移動した。
広いベッドもあの頃のまま。私はそこにそっと置かれ、ゆっくりと倒される。あまりに丁寧に扱われすぎて、ちょっと指先を掠めただけでも反応してしまいそう。
雄吾さんは私の頬に手を置いて、慈しむように親指の腹で肌を撫でる。
「思い出の時以上に、僕は春奈を愛してる。それを今、感じて」
「あっ......ん、っ......」
彼は言うや否や私の口を塞いだ。触れては離れ、再び唇が落ちてくると先ほどよりも強く重ねられる。音を立てたり啄んだり、時に舌先で口内を遊んで、私は口も閉じられないほど、たちまち脱力した。半開きになった自分の唇から漏れ出る甘い息に高揚し、とろんとした意識で彼を瞳に映し出す。
私はネックレスに手を添え、在りし日に想いを馳せる。
完全に雄吾さんを忘れ去るなんてできないと、本当は気づいていた。それを知らないふりしていただけ。
けれど、穂貴も詩穂もお母様が感嘆の声をあげた通り、日に日に雄吾さんの面影が濃くなるのを薄々感じていた。私の心の奥に彼が残っているせいかもと考えたこともある。その真偽がどうあれ、私はあの子たちのそばにいる限り、ずっと雄吾さんとともに生きることになっていたのだと思う。
きっと、ほんの少し感傷に浸りながら――。
私はくるりと身体を反転させて、雄吾さんと正面から向き合う。そして、彼の首に両手を回し、つま先立ちをして自ら唇を重ねにいった。
突然のキスに目を白黒させる雄吾さんを上目で見て、ぽつりと呟く。
「私の大事な思い出だから」
面と向かって伝えるのはものすごく照れくさい。だけど、いいこともよくないことも、できるだけ言葉にして共有すれば、すれ違って悲しい結末を迎えたりしなくて済むだろう。逆にいつも温かな気持ちになれるかもしれない。
頬が火照っているのを感じながら、雄吾さんの反応を窺っているとふいに抱え上げられる。びっくりするのと同時に、慣れない体勢に硬直した。
彼の首に回している手に力を込めていると、額に口づけられる。
「それ、更新させてよ。これから何度でも」
優しい眼差しと声にドキドキする。
私がおずおずと頷くと、雄吾さんは微笑んで私を抱いたままベッドルームへ移動した。
広いベッドもあの頃のまま。私はそこにそっと置かれ、ゆっくりと倒される。あまりに丁寧に扱われすぎて、ちょっと指先を掠めただけでも反応してしまいそう。
雄吾さんは私の頬に手を置いて、慈しむように親指の腹で肌を撫でる。
「思い出の時以上に、僕は春奈を愛してる。それを今、感じて」
「あっ......ん、っ......」
彼は言うや否や私の口を塞いだ。触れては離れ、再び唇が落ちてくると先ほどよりも強く重ねられる。音を立てたり啄んだり、時に舌先で口内を遊んで、私は口も閉じられないほど、たちまち脱力した。半開きになった自分の唇から漏れ出る甘い息に高揚し、とろんとした意識で彼を瞳に映し出す。