双子ママですが、別れたはずの御曹司に深愛で娶られました
「こういうデザインあまり好きじゃなかった?」
「ううん! そうじゃなくて。おみやげって言うより、プレゼントみたいなもので驚いたの。デザインはすごく好み」
「ならよかった。貸して?」
雄吾さんは私の手から箱を受け取ると、スッと立ち上がって私の後ろに移動する。そして、おもむろにネックレスを着けてくれた。
後ろ姿とかうなじとか、無防備なところを見られている気がして落ち着かない気持ちでいると、彼は私を覗き込むようにして装着したネックレスを確認する。
「ああ。想像した通り、似合ってる」
雄吾さんはまるで自分のことのように顔を綻ばせて言うものだから、思わず笑ってしまった。
「ふふ。ありがとう。そう言ってもらえてうれしい。誕生日プレゼントみたい。ちょうど――」
照れくささからなにかを喋らなきゃと気にしすぎて、余計なことを口走った。
すぐに気づいて口を噤んだものの、雄吾さんがきょとんとして質問してくる。
「ちょうど?」
「あ、ううん。ごめん。今のなし」
しどろもどろになってうまく取り繕えず、私は雄吾さんから視線を逸らした。しかし、彼がさらに追い詰めてくる。
「春奈。誕生日っていつ?」
もう絶対雄吾さんは勘づいている。
観念した私は、俯いたままぽつぽつと答えた。
「この間の日曜日......で。あれなの。自分からそういう話わざわざ切り出せないし、雄吾さんもちょうど仕事だって聞いて、気にさせるくらいなら言わなくてもって」
自分でも下手な弁解だと思う。もう少しうまく伝えようがあったのだろうけれど、心の準備もできなかったから。
雄吾さんから一向に反応がなく、いよいよ怒らせたと確信し、恐る恐る彼を振り返る。そろりと目線を上げて彼と視線がぶつかると、これまで見たことのない厳しい顔つきをしていた。
「それ、逆の立場でもそう思える? 僕が春奈に遠慮して誕生日や大事なことを伝えなくてもいいって?」
指摘されて想像する。自分のことは後回しにしてもどうとも思わないが、雄吾さんが私に気を使ってずっと誕生日を伏せていたら悲しい。
冷静になって反省した私は、首を横に振る。
「よくない。ごめんなさい」
「ううん! そうじゃなくて。おみやげって言うより、プレゼントみたいなもので驚いたの。デザインはすごく好み」
「ならよかった。貸して?」
雄吾さんは私の手から箱を受け取ると、スッと立ち上がって私の後ろに移動する。そして、おもむろにネックレスを着けてくれた。
後ろ姿とかうなじとか、無防備なところを見られている気がして落ち着かない気持ちでいると、彼は私を覗き込むようにして装着したネックレスを確認する。
「ああ。想像した通り、似合ってる」
雄吾さんはまるで自分のことのように顔を綻ばせて言うものだから、思わず笑ってしまった。
「ふふ。ありがとう。そう言ってもらえてうれしい。誕生日プレゼントみたい。ちょうど――」
照れくささからなにかを喋らなきゃと気にしすぎて、余計なことを口走った。
すぐに気づいて口を噤んだものの、雄吾さんがきょとんとして質問してくる。
「ちょうど?」
「あ、ううん。ごめん。今のなし」
しどろもどろになってうまく取り繕えず、私は雄吾さんから視線を逸らした。しかし、彼がさらに追い詰めてくる。
「春奈。誕生日っていつ?」
もう絶対雄吾さんは勘づいている。
観念した私は、俯いたままぽつぽつと答えた。
「この間の日曜日......で。あれなの。自分からそういう話わざわざ切り出せないし、雄吾さんもちょうど仕事だって聞いて、気にさせるくらいなら言わなくてもって」
自分でも下手な弁解だと思う。もう少しうまく伝えようがあったのだろうけれど、心の準備もできなかったから。
雄吾さんから一向に反応がなく、いよいよ怒らせたと確信し、恐る恐る彼を振り返る。そろりと目線を上げて彼と視線がぶつかると、これまで見たことのない厳しい顔つきをしていた。
「それ、逆の立場でもそう思える? 僕が春奈に遠慮して誕生日や大事なことを伝えなくてもいいって?」
指摘されて想像する。自分のことは後回しにしてもどうとも思わないが、雄吾さんが私に気を使ってずっと誕生日を伏せていたら悲しい。
冷静になって反省した私は、首を横に振る。
「よくない。ごめんなさい」