双子ママですが、別れたはずの御曹司に深愛で娶られました
自分の誕生日を相手に伝えたら、まるで祝ってほしいみたいで重荷になるかとネガティブな方向でしか考えられなかった。普段から記念日とか重要視しない上、恋人ができたのも久しぶりすぎてこんな単純なことを間違えた。
落ち込んで肩を落としていると、後ろからふわりと抱きしめられる。
「わかってくれたなら許す。そして、改めてちゃんとお祝いしたい」
耳の近くでささやかれ、体温が急激に上がるのを感じる。
私はカチコチになりながら、テーブルの上のネックレスの化粧箱を見て言った。
「いや、もうこれで十分すぎるお祝いになるから......それになんか、まだ目の前にも袋が」
視界には化粧箱の奥に細長い紙袋が映っていて、咄嗟に指摘してしまった。すると、雄吾さんは私から手を離し、その紙袋を手に取る。
「そうだ、お酒も買ってきたんだった。あ~でも失敗した。シャンパンにすればよかったな。そうしたらケーキを買ってきて一緒に楽しめたのに」
「お酒?」
また意外な言葉が飛び出してきて、私は目を瞬かせた。
「純米大吟醸。フルーティーなんだけど舌触りはしっかりとしていて後味は軽やかなお酒で、女性に人気らしい。前に春奈がなんでも飲める口だって話してたから、一緒に飲みたくて」
雄吾さんは紙袋からお酒の入った箱を見せつつ、ちょっと照れ交じりに笑った。
ふいうちで見せたその顔が可愛くて、私は無意識に雄吾さんに見入った。
「なに?」
「雄吾さんって、時々すごく子どもっぽく笑うから。可愛いなあって」
包み隠さず感じていたことを説明すると、彼は一瞬固まってその後耳を薄っすら赤くした。
私はその反応すらも普段のスマートな彼からは想像できないから可愛くて、ますます目が離せなくなる。
恥ずかしそうに横を向く雄吾さんを夢中で見つめていると、彼はふいにこちらを見た。そして、上半身を屈め、照明を遮り私の顔に影を落とす。
見上げた先の彼はすでに子どもっぽさなどすっかり潜めてしまって、大人の表情をした雄吾さんしか見えない。
「雄吾さ――」
「可愛いのは春奈のほう」
艶っぽい微笑みでささやいて、私の頬に手を添える。そうしてさらに顔を近づけてくると、綺麗な濃褐色の双眸で私の身動きを取れなくする。
落ち込んで肩を落としていると、後ろからふわりと抱きしめられる。
「わかってくれたなら許す。そして、改めてちゃんとお祝いしたい」
耳の近くでささやかれ、体温が急激に上がるのを感じる。
私はカチコチになりながら、テーブルの上のネックレスの化粧箱を見て言った。
「いや、もうこれで十分すぎるお祝いになるから......それになんか、まだ目の前にも袋が」
視界には化粧箱の奥に細長い紙袋が映っていて、咄嗟に指摘してしまった。すると、雄吾さんは私から手を離し、その紙袋を手に取る。
「そうだ、お酒も買ってきたんだった。あ~でも失敗した。シャンパンにすればよかったな。そうしたらケーキを買ってきて一緒に楽しめたのに」
「お酒?」
また意外な言葉が飛び出してきて、私は目を瞬かせた。
「純米大吟醸。フルーティーなんだけど舌触りはしっかりとしていて後味は軽やかなお酒で、女性に人気らしい。前に春奈がなんでも飲める口だって話してたから、一緒に飲みたくて」
雄吾さんは紙袋からお酒の入った箱を見せつつ、ちょっと照れ交じりに笑った。
ふいうちで見せたその顔が可愛くて、私は無意識に雄吾さんに見入った。
「なに?」
「雄吾さんって、時々すごく子どもっぽく笑うから。可愛いなあって」
包み隠さず感じていたことを説明すると、彼は一瞬固まってその後耳を薄っすら赤くした。
私はその反応すらも普段のスマートな彼からは想像できないから可愛くて、ますます目が離せなくなる。
恥ずかしそうに横を向く雄吾さんを夢中で見つめていると、彼はふいにこちらを見た。そして、上半身を屈め、照明を遮り私の顔に影を落とす。
見上げた先の彼はすでに子どもっぽさなどすっかり潜めてしまって、大人の表情をした雄吾さんしか見えない。
「雄吾さ――」
「可愛いのは春奈のほう」
艶っぽい微笑みでささやいて、私の頬に手を添える。そうしてさらに顔を近づけてくると、綺麗な濃褐色の双眸で私の身動きを取れなくする。