双子ママですが、別れたはずの御曹司に深愛で娶られました
もちろん、雄吾さんが軽い気持ちで私と一緒にいるとは思わない。ただ、雄吾さんの立場や環境を想像すると、結婚は私たちみたいに簡単には決められないのではないかと思っていたから。
「その日は朝からデートを満喫して美味しいディナーを食べて、その後は景色が綺麗で静かな場所へ移動して......って、ずっと考えていたのに」
私の動揺を打ち消すかのように、彼は次々とその計画を語る。
うまくできなかった嘆きか、はたまたこんな形で内容を私に告げてしまった恥かしさなのか。彼は顔を背けて俯いたままで、こちらを見ようとしない。
いつでも私とまっすぐ向き合ってくれる彼と視線が合わないことがもどかしくて、私は両腕を掴んで強引に彼の視界に入った。そして、グイッと引っ張って自ら口づける。
重ねた唇を離したあとに、雄吾さんの目を見てひとこと伝える。
「うれしい......んっ」
言い終えるや否や、今度は彼のほうから口を塞がれる。急くように口内を暴かれて、思考をとろとろに蕩けさせられた。それから次に、私の首筋に鼻梁を埋め、丁寧に口づけられる。
耳元にリップ音が聞こえて力が入らない。立っているのもギリギリ。
「春奈......いい匂いがする」
「ふっ、うぁ......ンッ」
堪らず声が漏れ出たのとほぼ同時に、再びキスされる。
きっともう彼が腰に手を回してくれていなければ、私はこの場に座り込んでるに違いない。
雄吾さんの力強い腕に支えられ、ゆっくりと瞼を押し上げる。
「俺のこと、好きって言って」
熱を帯びた双眼で嘆願され、途端に胸が締め付けられて身体の奥から熱いものが込み上げてくる。
私は雄吾さんの首に手を巻きつけ、残った力を出してきゅっと抱きしめた。
「好き。雄吾さんが好、き......ふぁっ、ああ」
彼は私の答えを聞いてさらに情熱的に、煽情的に私の身体に触れてくる。
理性なんて、もはやお互いに欠片くらいしか残っていないかもしれない。
「俺も好き」
深く濃厚なキスの後、雄々しい表情でささやかれ、ぞくりと背中が粟立った。
普段は柔らかく優しい雄吾さんが見せる、男の人の顔。
そういえば、今もさっきも、自分のことを『俺』と言っている。
些細な違いだけれど、いつも完璧な彼が思わずそう口走っているのなら、おそらくこの目の前の〝余裕のない彼〟は、本来の彼なんだ。
「その日は朝からデートを満喫して美味しいディナーを食べて、その後は景色が綺麗で静かな場所へ移動して......って、ずっと考えていたのに」
私の動揺を打ち消すかのように、彼は次々とその計画を語る。
うまくできなかった嘆きか、はたまたこんな形で内容を私に告げてしまった恥かしさなのか。彼は顔を背けて俯いたままで、こちらを見ようとしない。
いつでも私とまっすぐ向き合ってくれる彼と視線が合わないことがもどかしくて、私は両腕を掴んで強引に彼の視界に入った。そして、グイッと引っ張って自ら口づける。
重ねた唇を離したあとに、雄吾さんの目を見てひとこと伝える。
「うれしい......んっ」
言い終えるや否や、今度は彼のほうから口を塞がれる。急くように口内を暴かれて、思考をとろとろに蕩けさせられた。それから次に、私の首筋に鼻梁を埋め、丁寧に口づけられる。
耳元にリップ音が聞こえて力が入らない。立っているのもギリギリ。
「春奈......いい匂いがする」
「ふっ、うぁ......ンッ」
堪らず声が漏れ出たのとほぼ同時に、再びキスされる。
きっともう彼が腰に手を回してくれていなければ、私はこの場に座り込んでるに違いない。
雄吾さんの力強い腕に支えられ、ゆっくりと瞼を押し上げる。
「俺のこと、好きって言って」
熱を帯びた双眼で嘆願され、途端に胸が締め付けられて身体の奥から熱いものが込み上げてくる。
私は雄吾さんの首に手を巻きつけ、残った力を出してきゅっと抱きしめた。
「好き。雄吾さんが好、き......ふぁっ、ああ」
彼は私の答えを聞いてさらに情熱的に、煽情的に私の身体に触れてくる。
理性なんて、もはやお互いに欠片くらいしか残っていないかもしれない。
「俺も好き」
深く濃厚なキスの後、雄々しい表情でささやかれ、ぞくりと背中が粟立った。
普段は柔らかく優しい雄吾さんが見せる、男の人の顔。
そういえば、今もさっきも、自分のことを『俺』と言っている。
些細な違いだけれど、いつも完璧な彼が思わずそう口走っているのなら、おそらくこの目の前の〝余裕のない彼〟は、本来の彼なんだ。