大嫌いと言われた元カレに再会したら、息子ごと溺愛が待っていました
第三章
ほとんど間を空けずに拓也から連絡が来た。
次の土曜日の日中を指定すると、すぐに了承の答えが返ってきた。
私を十年忘れずに好きでいてくれたことは嬉しい。でも、彼とよりを戻すことは簡単ではない。
まず彼のお母さんは私との結婚を認めないだろうし、最悪、秀也を奪われてしまう可能性もある。それだけはいやだった。
仕事中は上司と部下でしかないのに、毎日のように電話でやりとりをしていると、高校時代を思い出す。拓也は、空白の十年間を埋めるように私の話を聞きたがった。
そして数日後の土曜日。
私は秀也を連れて、遊園地へと来ていた。秀也には、お母さんのお友達と一緒に出かけようと伝えてある。
「はじめまして。犬飼です」
そう挨拶した拓也に、秀也は元気よく「こんにちは」と返した。誰を前にしても人見知りする子ではないことが幸いし、楽しそうにしていた。
拓也は、アトラクションに並んでいる間、手持ち無沙汰にしている秀也に話しかけた。
「いつもどんなことをして遊んでるんだ?」
「ん~ゲームかなぁ」
「へぇ。俺もゲーム詳しいよ。なにが好き?」
彼がゲームに詳しいのは当然だ。なにせワンダープレイの専務取締役なのだから。
ほとんど間を空けずに拓也から連絡が来た。
次の土曜日の日中を指定すると、すぐに了承の答えが返ってきた。
私を十年忘れずに好きでいてくれたことは嬉しい。でも、彼とよりを戻すことは簡単ではない。
まず彼のお母さんは私との結婚を認めないだろうし、最悪、秀也を奪われてしまう可能性もある。それだけはいやだった。
仕事中は上司と部下でしかないのに、毎日のように電話でやりとりをしていると、高校時代を思い出す。拓也は、空白の十年間を埋めるように私の話を聞きたがった。
そして数日後の土曜日。
私は秀也を連れて、遊園地へと来ていた。秀也には、お母さんのお友達と一緒に出かけようと伝えてある。
「はじめまして。犬飼です」
そう挨拶した拓也に、秀也は元気よく「こんにちは」と返した。誰を前にしても人見知りする子ではないことが幸いし、楽しそうにしていた。
拓也は、アトラクションに並んでいる間、手持ち無沙汰にしている秀也に話しかけた。
「いつもどんなことをして遊んでるんだ?」
「ん~ゲームかなぁ」
「へぇ。俺もゲーム詳しいよ。なにが好き?」
彼がゲームに詳しいのは当然だ。なにせワンダープレイの専務取締役なのだから。