大嫌いと言われた元カレに再会したら、息子ごと溺愛が待っていました
「うん、わかってる。鍵かけて帰るから、もう休んで。おやすみ」
「おやすみ。秀也くんも、おやすみね」
「おばあちゃん、おやすみ~また明日ね」
私は母の作ってくれた料理を電子レンジで温め、食事をしながら秀也の話を聞いていた。もっぱら話す内容はゲームのことばかりで、聞き役に徹していると文句を言われる。
「も~お母さんちゃんと聞いてるっ?」
「だって、お母さんそのゲームやったことないからわからないの」
「お母さんもやれば……あ、お仕事で時間ないもんね……ごめんなさい」
私がいつも忙しくしていると気づいたのだろう。秀也はしゅんと肩を落として謝ってくる。九歳の子にこんなに気を使わせていたなんて、自分の不甲斐なさにため息が漏れそうだ。
「ううん、お母さんああいうゲーム向いてないだけなの。秀也はよくあんなに素早くコントローラー動かせるよね。頭がこんがらがらない?」
「え~簡単じゃん」
秀也はわりとすぐになんでも熟す子どもだ。学校の成績も良く、物覚えも早い。そつなく熟すところを見ていると、本当に拓也の血を引いているのだなと実感する。
「そう? あ、早く帰らないと、もうこんな時間」
壁に掛けられた時計を見ると、すでに二十時近い。秀也は九時過ぎには寝てしまう。家に帰って風呂の準備をしなければ。
「秀也、帰る準備しておいて。お母さんこれ洗ってくるから」
皿を片付けて、寝ている母を起こさないように実家を出る。鍵がかかっていることをしっかり確認してから、歩いて十五分ほどの場所にあるアパートに帰った。
「おやすみ。秀也くんも、おやすみね」
「おばあちゃん、おやすみ~また明日ね」
私は母の作ってくれた料理を電子レンジで温め、食事をしながら秀也の話を聞いていた。もっぱら話す内容はゲームのことばかりで、聞き役に徹していると文句を言われる。
「も~お母さんちゃんと聞いてるっ?」
「だって、お母さんそのゲームやったことないからわからないの」
「お母さんもやれば……あ、お仕事で時間ないもんね……ごめんなさい」
私がいつも忙しくしていると気づいたのだろう。秀也はしゅんと肩を落として謝ってくる。九歳の子にこんなに気を使わせていたなんて、自分の不甲斐なさにため息が漏れそうだ。
「ううん、お母さんああいうゲーム向いてないだけなの。秀也はよくあんなに素早くコントローラー動かせるよね。頭がこんがらがらない?」
「え~簡単じゃん」
秀也はわりとすぐになんでも熟す子どもだ。学校の成績も良く、物覚えも早い。そつなく熟すところを見ていると、本当に拓也の血を引いているのだなと実感する。
「そう? あ、早く帰らないと、もうこんな時間」
壁に掛けられた時計を見ると、すでに二十時近い。秀也は九時過ぎには寝てしまう。家に帰って風呂の準備をしなければ。
「秀也、帰る準備しておいて。お母さんこれ洗ってくるから」
皿を片付けて、寝ている母を起こさないように実家を出る。鍵がかかっていることをしっかり確認してから、歩いて十五分ほどの場所にあるアパートに帰った。