ダブル シークレットベビー ~御曹司の献身~
 結婚して家庭を持ったって、引き取れないよな。

 怖いもんな、あの人……。

 おかしなことしたら、すぐに弁護士とかと押しかけてきて、日向を連れ去りそうだし。

 それにしても、何故、うちの家で育てることはオッケーだったのか謎だが。

 深く突っ込んだら、それもなし、ということになりそうだったので、あえて聞かなかったのだが。

「俺はもう仕事に戻るが。
 どうするんだ?
 日曜とかに、ここを直すのなら、手伝うが。

 ああ、もちろん、手伝ったからって。
 賠償しないってわけじゃないぞ」

「あなたが、そんなせこいこと言うなんて思ってませんよ」
と青葉を待つように、公園近くに停まっている大きなシルバーの車を見ながらあかりは言う。

「でも、大丈夫です。
 私、庭仕事とか苦手なんで。

 業者に全部お任せしますから」

「そうか。
 費用はこちらで持つから」

 じゃあ、と行きかけて、青葉は振り返る。

「明日の呪文、考えとかないと、あいつらきっとまた来るぞ」

「大丈夫ですよ。
 あとチチンプイプイとかありま……」
と言いかけ、あっ、とあかりは叫ぶ。
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