【コミカライズ決定】婚約者の浮気相手が子を授かったので
エルランドがドサッとソファに座ったのを見届けてから、ファンヌは彼の隣に腰をおろした。だが、先ほど読んでいた薬草事典がソファの上に置きっぱなしであったようだ。先にエルランドがそれに気づいて手にとり、テーブルの上に置いた。
「ありがとうございます」
それでもエルランドは、隣に座ったファンヌに不満があるようだ。銀ぶち眼鏡の下の細い目を、さらに細くしてファンヌを睨んでくる。
「どうか、されましたか?」
「どうもこうもない。もう少し、オレの方に寄って座れ」
どうやらファンヌが、いつものように人の半分ほどの間を空けて座ったことが気に食わなかったらしい。言いながら、エルランドの方からファンヌに寄ってきた。二人の間は隙間なくぴったりとくっついた。
「ちょっと、近すぎませんか?」
「普通だろう。兄上たちはいつもこんな感じだ。むしろ、オレの膝の上でもいいくらいだと思っている」
「それはちょっと……」
これからお茶とお菓子を運ばれてくることを考えると、その姿を他の人に見られたくはない。
「だったら、これで妥協しろ。ちなみに兄上たちは、オレがいても義姉上たちにそうしている」
どうやら、エルランドの二人の兄は、番である妻を膝の上に乗せているようだ。本当の話だろうか。
「ありがとうございます」
それでもエルランドは、隣に座ったファンヌに不満があるようだ。銀ぶち眼鏡の下の細い目を、さらに細くしてファンヌを睨んでくる。
「どうか、されましたか?」
「どうもこうもない。もう少し、オレの方に寄って座れ」
どうやらファンヌが、いつものように人の半分ほどの間を空けて座ったことが気に食わなかったらしい。言いながら、エルランドの方からファンヌに寄ってきた。二人の間は隙間なくぴったりとくっついた。
「ちょっと、近すぎませんか?」
「普通だろう。兄上たちはいつもこんな感じだ。むしろ、オレの膝の上でもいいくらいだと思っている」
「それはちょっと……」
これからお茶とお菓子を運ばれてくることを考えると、その姿を他の人に見られたくはない。
「だったら、これで妥協しろ。ちなみに兄上たちは、オレがいても義姉上たちにそうしている」
どうやら、エルランドの二人の兄は、番である妻を膝の上に乗せているようだ。本当の話だろうか。