【コミカライズ決定】婚約者の浮気相手が子を授かったので
「あら。私、変なことなんて言ってないわ。何も怒られるようなこと、していないもの」
「ベロテニアから薬草を送って欲しいって、頼んだんじゃないんですか?」
「それは、そう言ったかもしれないけど。こちらから茶葉を送っているんだから、持ちつ持たれつ。結果的には丸くおさまって、問題無し」
「結果的だけ見ればそうかもしれませんが、そこまでにいたる過程が問題なんです」
「もう、ファンヌったら頭が固いんだから」
ヒルマがファンヌのおでこをツンとつついたところで、母娘の会話は途切れた。その隙を見計らって、使用人が声をかけ、部屋へと案内される流れとなった。
ファンヌは昔に使っていた部屋、エルランドは客室を案内された。
だが、一人でいても何をしたらいいかわからないエルランドは、ファンヌの部屋に足を運ぶ。そこで、荷物を整理していたファンヌは未だに怒っているようだった。
彼女の気分を紛らわせようと、エルランドは何か話題を考えた。考えた結果。
「ファンヌ。ヒルマさんも『国家調薬師』なんだよな? できれば隣の『調薬』の工場なども見てみたいのだが、ヒルマさんに言えばいいだろうか?」
余計にファンヌの機嫌が悪くなったことに、エルランドは首を傾げることしかできなかった。
「ベロテニアから薬草を送って欲しいって、頼んだんじゃないんですか?」
「それは、そう言ったかもしれないけど。こちらから茶葉を送っているんだから、持ちつ持たれつ。結果的には丸くおさまって、問題無し」
「結果的だけ見ればそうかもしれませんが、そこまでにいたる過程が問題なんです」
「もう、ファンヌったら頭が固いんだから」
ヒルマがファンヌのおでこをツンとつついたところで、母娘の会話は途切れた。その隙を見計らって、使用人が声をかけ、部屋へと案内される流れとなった。
ファンヌは昔に使っていた部屋、エルランドは客室を案内された。
だが、一人でいても何をしたらいいかわからないエルランドは、ファンヌの部屋に足を運ぶ。そこで、荷物を整理していたファンヌは未だに怒っているようだった。
彼女の気分を紛らわせようと、エルランドは何か話題を考えた。考えた結果。
「ファンヌ。ヒルマさんも『国家調薬師』なんだよな? できれば隣の『調薬』の工場なども見てみたいのだが、ヒルマさんに言えばいいだろうか?」
余計にファンヌの機嫌が悪くなったことに、エルランドは首を傾げることしかできなかった。