【コミカライズ決定】婚約者の浮気相手が子を授かったので
エルランドの隣にいるファンヌは居たたまれない。恐らくマルクスもだろう。何しろ、ここにいた頃のエルランドは、そのようなことを一切口にしない男だったのだから。
「そ、そうか……。とりあえず、おめでとう」
「ありがとうございます」
エルランドが変なことを口走る前に、ファンヌが頭を下げた。
「ところでマルクス先生。今日は、こちらの図書館で論文を調べたくて来たのですが」
少し惚気ているエルランドに任せては話が進まないと思ったファンヌが本題を切り出した。
「ああ、そうだった。それはエルランドの手紙にも書いてあったな。私が申請を出しておいたから、自由に使えるよ。これが許可証だ」
「ありがとうございます。って、エルさん。マルクス先生に手土産を渡すのを忘れていませんか?」
「あ、忘れてた」
ファンヌの指摘によってエルランドは鞄からごそごそと荷物を漁った。
「ほら。土産だ。お前に頼まれた薬草」
「普通、手土産はすぐに手渡すものだろう? そういったところは、変わってないな」
薬草を受け取りながら、マルクスは笑っている。
「お。さすがベロテニア。こちらではなかなか手に入らないような薬草ばかりだな。君たちは図書館へ行くのだろう? 私は早速この薬草でいろいろやりたいからな。その茶を飲んだら、さっさと出て行け」
「そ、そうか……。とりあえず、おめでとう」
「ありがとうございます」
エルランドが変なことを口走る前に、ファンヌが頭を下げた。
「ところでマルクス先生。今日は、こちらの図書館で論文を調べたくて来たのですが」
少し惚気ているエルランドに任せては話が進まないと思ったファンヌが本題を切り出した。
「ああ、そうだった。それはエルランドの手紙にも書いてあったな。私が申請を出しておいたから、自由に使えるよ。これが許可証だ」
「ありがとうございます。って、エルさん。マルクス先生に手土産を渡すのを忘れていませんか?」
「あ、忘れてた」
ファンヌの指摘によってエルランドは鞄からごそごそと荷物を漁った。
「ほら。土産だ。お前に頼まれた薬草」
「普通、手土産はすぐに手渡すものだろう? そういったところは、変わってないな」
薬草を受け取りながら、マルクスは笑っている。
「お。さすがベロテニア。こちらではなかなか手に入らないような薬草ばかりだな。君たちは図書館へ行くのだろう? 私は早速この薬草でいろいろやりたいからな。その茶を飲んだら、さっさと出て行け」