僕の特技は秘密です
つーちゃんが案内してくれたテーブルに座ると見たことがある女の子がオーダーを取りに来てくれた。
「こんにちは!ご注文はいかがなさいますか?」
…えーっと、名前が思い出せない。つーちゃんの長なじみで…。一度神社であってる。名前何だったけかな?
エプロンについてたネームプレートには『RKAKO』と書いてあった。
…セーフ。好きな子の仲良しの名前を忘れてはポイントが下がってしまう。
注文かぁ…。ふと見ると大吾くんがこっちを見ている。
なんとなくつーちゃんを取られたくないと思い、つーちゃんの分もオーダーする。
「…あ、じゃあ…。ケーキセット2つで。飲み物はアイスコーヒーと椿ちゃんの好きなものを。」
と言いながら、手招きして少し離れたところにいたつーちゃんをそばに呼ぶ。
「僕、今日は一人で来たんだ。寂しいから椿ちゃんも一緒にいて欲しいな。何飲む?」
ちょっとズルいが断れないようにぐいぐい行く。
「えっ?わたし、まだ当番だし…。」
まじめなつーちゃんは予想通りの返事をしてきた。
さて、もう少し押した方がいいか?と考えていると、
「いいじゃん!せっかくなんだしご馳走になったら?」
と、オーダーを取りに来てくれた梨香子ちゃんが言う。
ナイスアシスト!心の中でガッツポーズをとる。
お友達に促され、僕の向かいの席につーちゃんが座る。
ふと視線を感じ、そちらを向くと大吾くんがにらみを利かせていた。
あぁ、やっぱり。
きっと、彼はつーちゃんが好きなんだ。僕をにらんで牽制しているつもりなのかもしれない。
「こんにちは!ご注文はいかがなさいますか?」
…えーっと、名前が思い出せない。つーちゃんの長なじみで…。一度神社であってる。名前何だったけかな?
エプロンについてたネームプレートには『RKAKO』と書いてあった。
…セーフ。好きな子の仲良しの名前を忘れてはポイントが下がってしまう。
注文かぁ…。ふと見ると大吾くんがこっちを見ている。
なんとなくつーちゃんを取られたくないと思い、つーちゃんの分もオーダーする。
「…あ、じゃあ…。ケーキセット2つで。飲み物はアイスコーヒーと椿ちゃんの好きなものを。」
と言いながら、手招きして少し離れたところにいたつーちゃんをそばに呼ぶ。
「僕、今日は一人で来たんだ。寂しいから椿ちゃんも一緒にいて欲しいな。何飲む?」
ちょっとズルいが断れないようにぐいぐい行く。
「えっ?わたし、まだ当番だし…。」
まじめなつーちゃんは予想通りの返事をしてきた。
さて、もう少し押した方がいいか?と考えていると、
「いいじゃん!せっかくなんだしご馳走になったら?」
と、オーダーを取りに来てくれた梨香子ちゃんが言う。
ナイスアシスト!心の中でガッツポーズをとる。
お友達に促され、僕の向かいの席につーちゃんが座る。
ふと視線を感じ、そちらを向くと大吾くんがにらみを利かせていた。
あぁ、やっぱり。
きっと、彼はつーちゃんが好きなんだ。僕をにらんで牽制しているつもりなのかもしれない。