僕の特技は秘密です
「まだ、仕事が残ってるんでしょ?終わるまで、ここにいるから行っておいでよ。」
さっきから大吾くんの視線がすごい。
そろそろつーちゃんを開放しないと何か言ってくるかもしれない。
まぁ、何を言われても僕はひるまないけどね。
だけど、僕と彼がバチバチになることはつーちゃんにとっては良くないことだ。それは避けたかった。
時間までは橘につーちゃんの手作りケーキの写真を送ったりアプリのゲームして過ごした。
しばらくするとエプロンを外したつーちゃんが僕のところにきた。
「旺介くん、お待たせ。」
少し照れたような笑顔もまた可愛い。
「じゃあ、学校案内して。」
と言いながらつーちゃんの手を取りさりげなく恋人繋ぎをすると、顔がみるみる赤くなり耳まで染まる。
「…えっ?手を繋ぐの?」
「だって椿ちゃんは昔から迷子になりやすいからね。しっかり握ってないと。僕と手を繋ぐの嫌かな?」
「…嫌じゃないです…。」
と言って僕のことをチラッと見る仕草もたまらない。
恋人繋ぎをしながら教室を出た僕はさりげなく大吾くんに見せつけておきたかったのかもしれない。
『お前には渡さない』って。
さっきから大吾くんの視線がすごい。
そろそろつーちゃんを開放しないと何か言ってくるかもしれない。
まぁ、何を言われても僕はひるまないけどね。
だけど、僕と彼がバチバチになることはつーちゃんにとっては良くないことだ。それは避けたかった。
時間までは橘につーちゃんの手作りケーキの写真を送ったりアプリのゲームして過ごした。
しばらくするとエプロンを外したつーちゃんが僕のところにきた。
「旺介くん、お待たせ。」
少し照れたような笑顔もまた可愛い。
「じゃあ、学校案内して。」
と言いながらつーちゃんの手を取りさりげなく恋人繋ぎをすると、顔がみるみる赤くなり耳まで染まる。
「…えっ?手を繋ぐの?」
「だって椿ちゃんは昔から迷子になりやすいからね。しっかり握ってないと。僕と手を繋ぐの嫌かな?」
「…嫌じゃないです…。」
と言って僕のことをチラッと見る仕草もたまらない。
恋人繋ぎをしながら教室を出た僕はさりげなく大吾くんに見せつけておきたかったのかもしれない。
『お前には渡さない』って。