結ばれてはいけない御曹司に一途な想いを貫かれ、秘密のベビーごと溺愛されています
『ああ、ごめんなさい。私ったらまた菫花を不安にさせるようなことを言って』
「……いいえ、心配してくれてありがとう、お母さん」
我が子を心配する気持ちは痛いほどよくわかる。
私が杏花に対してそうであるように、母も私のことがとても大切なのだ。だからこそ傷ついてしまわないよう、あれやこれやと思い悩む。
「……とにかく、結婚がきちんと決まったら、また連絡するわ」
『ええ、待っているわ』
もう少し世間話をするつもりだったけれど、早々と通話を切ってしまったのは、母の話に心を揺さぶられ、平静ではいられなかったからだ。
仮に母の話が本当だとして、私たちの存在が理仁さんの出世の邪魔になるとしたら。
――それでも理仁さんは、私たちのそばにいると言ってくれるだろう。
そんな人だとわかっているからこそ、余計に不安でたまらなくなった。
夕方、私は杏花をベビーカーに乗せて買い物に出かけた。
食材は値段を気にせず好きに買ってかまわないと理仁さんから言われている。
もちろん、爆買いするつもりもないけれど、いろいろなお料理が作れると思うと楽しみだ。珍しい調味料でも買ってみようかしら。
「……いいえ、心配してくれてありがとう、お母さん」
我が子を心配する気持ちは痛いほどよくわかる。
私が杏花に対してそうであるように、母も私のことがとても大切なのだ。だからこそ傷ついてしまわないよう、あれやこれやと思い悩む。
「……とにかく、結婚がきちんと決まったら、また連絡するわ」
『ええ、待っているわ』
もう少し世間話をするつもりだったけれど、早々と通話を切ってしまったのは、母の話に心を揺さぶられ、平静ではいられなかったからだ。
仮に母の話が本当だとして、私たちの存在が理仁さんの出世の邪魔になるとしたら。
――それでも理仁さんは、私たちのそばにいると言ってくれるだろう。
そんな人だとわかっているからこそ、余計に不安でたまらなくなった。
夕方、私は杏花をベビーカーに乗せて買い物に出かけた。
食材は値段を気にせず好きに買ってかまわないと理仁さんから言われている。
もちろん、爆買いするつもりもないけれど、いろいろなお料理が作れると思うと楽しみだ。珍しい調味料でも買ってみようかしら。