結ばれてはいけない御曹司に一途な想いを貫かれ、秘密のベビーごと溺愛されています
「っ、理仁、さ……恥ずかしいから、もう……」
「今日は妙に恥ずかしがるな。あの頃は興味津々で俺の体を眺めていたのに」
「だって、あのときは――」
まだ私は現実を知らない箱入り娘で、自分には女性としての価値があると信じていた。彼は王子様で、私はお姫様になれると思っていたのだ。
「今はもう、子どももいますし。あのときのような純粋な気持ちでは……」
いつまでも夢うつつな子どもではいられない。もう女性ではなく『お母さん』だ。
すると、理仁さんが私の膝の下に手を差し入れた。ふわりと体が浮き上がり、私は「えっ? えっ?」と戸惑った声を漏らす。
「予想以上にこじれてるな。ベッドへ行こう。よーく君の価値を教えてあげる」
そう宣言し、私の体を横抱きにして寝室へと向かう。杏花が寝ている部屋とは別にある、彼の寝室だ。大きなベッドに私を転がす。
「いいか菫花。君は確かに『母親』だけれど、俺にとっては永遠に『女性』だ。美しくて、愛らしくて、俺を……昂らせる」
私の上に影を落とし、情熱的な瞳で見下ろす。薄暗がりの中で光る目は獲物に狙いをつける肉食獣のようで、怖くもあり――魅入られそうだ。
「今日は妙に恥ずかしがるな。あの頃は興味津々で俺の体を眺めていたのに」
「だって、あのときは――」
まだ私は現実を知らない箱入り娘で、自分には女性としての価値があると信じていた。彼は王子様で、私はお姫様になれると思っていたのだ。
「今はもう、子どももいますし。あのときのような純粋な気持ちでは……」
いつまでも夢うつつな子どもではいられない。もう女性ではなく『お母さん』だ。
すると、理仁さんが私の膝の下に手を差し入れた。ふわりと体が浮き上がり、私は「えっ? えっ?」と戸惑った声を漏らす。
「予想以上にこじれてるな。ベッドへ行こう。よーく君の価値を教えてあげる」
そう宣言し、私の体を横抱きにして寝室へと向かう。杏花が寝ている部屋とは別にある、彼の寝室だ。大きなベッドに私を転がす。
「いいか菫花。君は確かに『母親』だけれど、俺にとっては永遠に『女性』だ。美しくて、愛らしくて、俺を……昂らせる」
私の上に影を落とし、情熱的な瞳で見下ろす。薄暗がりの中で光る目は獲物に狙いをつける肉食獣のようで、怖くもあり――魅入られそうだ。