ストロベリーキャンドル

私が言った後お父さんたちが集まってきて嶺緒を呼んだ。

「なんかごめんね、嶺緒。えーっと俺は崎谷徹」

「私は、光希」

「さっき言ったけど奏斗」

「音羽!!」

「俺は湊斗!!」

それぞれがどんどん名前を言っていった。なんかーもうカオス状態なんですけども!!だけど嶺緒の方を見ると、なんだか楽しそうだったからよかった!!

その後結局母たちがご飯作って、パーティーをした。なかなかカオス状態で始まったけど、なかなかよかった。

食べ終わった後に、みんなからスーパーでアイスを買ってこいと言われて、嶺緒と二人でコンビニに向かった。

「はぁー…私たちの家族ってなんであんなにうるさいんだろう」

「そうだな…でも面白い。本当に昔から仲良いんだなーって思った」

「そっか」

嶺緒と二人だからと言うのが緊張する。前まではずっと隣にいたのに…今は緊張してしまう。

変わってしまった…事故のせいで…あの事故さえなければ…今頃どんな人生だったんだろう…


「アイス買ってこいって言われたけど、みんなが食べるものわからないんだけど…」

「あーそれなら分かるから大丈夫だよ!」

「流石だなー…きっと前の俺も知ってたんだよな」

「うん…そうだね」

スーパーに着くと私たちはアイスの所に行った。

「うわー沢山あるな…病院とは大違い」

「そうだね。病院はコンビニだったからねー」

「わぁー…どれにしよう!!」

なんか凄いキラキラした目でアイス見てる。可愛い!!

「えっとー…お父さんはこれで、お母さんはこれ…お兄ちゃんはこれで、おばさんはこれじゃん」

と言いながら私はカゴの中にドンドンアイスを入れていく。

「湊斗とお兄ちゃんはこれでいいじゃん。音羽と澪緒はーーこれでいいか。おじさんのはー…あった!!」

全員分見つけた!!カゴの中見ると凄い大家族分買ってるみたい。そう思うと自然と笑えてくる。
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