落ちこぼれ白魔術師ですが、潜伏先の幻獣の国で賢者になりました ~絶対に人間だとバレてはいけない、ドキドキスローライフは溺愛付き~
ヴィーは私を庇うように後ろに押しやり、ダルシアは静かに聖剣に手をかける。私はそんな二人を制した。やっとアレンが話し合いのテーブルに着いたのだから、この機会を逃さず質問を続けたい。確か、彼が反応したのは「命を落とす」という言葉、それなら……。
「あなたは、誰か大切な人を亡くしたのですね。戦争に加担するのは、それが原因ですか?」
「っ! ち、違う……」
「隠さなくてもいいと思いますよ。私も兄も両親を数年前の疫病で亡くしていますから、気持ちはよくわかるのです」
「お前たちも……か? あの疫病で?」
アレンの表情がみるみる変わっていく。憎しみが籠った目で見ていたのに、今はどこか泣きそうな……切なげな表情である。
「そうです。父と母、ふたりとも。だから、魔術を学ぼうとライガンの弟子に志願しました。それで、あなたは誰を? よかったら聞かせてもらえませんか?」
「オレは疫病で妻を亡くした……幼馴染だった。オレが一方的に惚れて、ようやく結婚を了承してもらったのに、結婚してから三日で彼女は死んだ」
「そんな……」
「あなたは、誰か大切な人を亡くしたのですね。戦争に加担するのは、それが原因ですか?」
「っ! ち、違う……」
「隠さなくてもいいと思いますよ。私も兄も両親を数年前の疫病で亡くしていますから、気持ちはよくわかるのです」
「お前たちも……か? あの疫病で?」
アレンの表情がみるみる変わっていく。憎しみが籠った目で見ていたのに、今はどこか泣きそうな……切なげな表情である。
「そうです。父と母、ふたりとも。だから、魔術を学ぼうとライガンの弟子に志願しました。それで、あなたは誰を? よかったら聞かせてもらえませんか?」
「オレは疫病で妻を亡くした……幼馴染だった。オレが一方的に惚れて、ようやく結婚を了承してもらったのに、結婚してから三日で彼女は死んだ」
「そんな……」