実は白い結婚でしたの。元悪役令嬢は未亡人になったので今度こそ推しを見守りたい。
「セバスチャン、レザール様には、このことは伝わっているのかしら?」
「どうでしょうか……。しかし、宛名はフィアーナ様お一人になっています」
「そうね。全力で隠すわよ!!」
「え? お知らせした方がいいのでは?」
王妃殿下は、レザール様の実のお母様ではない。
もしかすると、婚約破棄や私を辺境に追放したことにも関係していたのかもしれない。
「――――ダメよ。巻き込みたくないもの」
「……」
セバスチャンはそれ以上何も言うことなく、私のドレスを用意するために、レインリーフ本店へと出かけていった。
「――――だって」