春の花咲く月夜には
家に帰ると、ちょうど奈緒から電話があって、「今日どうだった?」とウキウキしながら問いかけられた。
私は、平沢さんのこと、右隣の席の男性のこと・・・かいつまんで一連の出来事を話していった。
すると奈緒は、途中、「ええ!?」「ナニソレ!?」と怒ったりツッコミを入れたりしていたけれど、最後には、「そうだったの・・・」と、すっかり落ち込んだ様子になっていた。
「・・・なんかごめん・・・。私が平沢さんをゴリ押ししちゃったばっかりに・・・」
「うん、でももう大丈夫だよ。大事には至らなかったわけだしね」
「でも、すごく嫌な思いをしたでしょう・・・。ていうか、なんなのなんなの平沢さん!ただのヤリモク?結婚詐欺師?それとも、ただ単に本人が結婚焦ってるだけ??」
落ち込んだ様子から一変。奈緒の荒い鼻息が、電話越しにまで伝わってくる。
私は、苦笑いして答えを返した。
「どうなんだろう・・・、逃げて行っちゃったから結局なにもわからないけど・・・。後でアプリ見てみたら、平沢さん、退会してたし」
「はあ~!?」
そこで、奈緒の怒りは頂点だった。
叫ぶような大きな声が、私の耳にキーン!と響く。
「ナニソレ!じゃあほんとにメッセージとかで怒りもぶつけられない感じじゃん!」
「うん・・・、まあ、もう、関わりたくもないからな・・・」
平沢さんに握られた、手の感触を思い出す。
すーっと、腕を触られた感触も。
・・・だ、だめだ。気持ち悪くて早く忘れてしまいたい・・・。
「んー・・・、まあ、そう言われればそうだよね・・・。また気分悪くなるかもしれないし。変につながりを持つよりいいか」
私の気持ちを感じ取り、奈緒もそう言って納得をした。
そしてすぐに気持ちを切り替え、「でもさ!」と明るい声を出す。
「そのバンドマンとは、まさかのいい出会いだったんじゃない?」
ウキウキとした奈緒の声。
奈緒は、声だけでも気持ちがとてもわかりやすい。
私は、平沢さんのこと、右隣の席の男性のこと・・・かいつまんで一連の出来事を話していった。
すると奈緒は、途中、「ええ!?」「ナニソレ!?」と怒ったりツッコミを入れたりしていたけれど、最後には、「そうだったの・・・」と、すっかり落ち込んだ様子になっていた。
「・・・なんかごめん・・・。私が平沢さんをゴリ押ししちゃったばっかりに・・・」
「うん、でももう大丈夫だよ。大事には至らなかったわけだしね」
「でも、すごく嫌な思いをしたでしょう・・・。ていうか、なんなのなんなの平沢さん!ただのヤリモク?結婚詐欺師?それとも、ただ単に本人が結婚焦ってるだけ??」
落ち込んだ様子から一変。奈緒の荒い鼻息が、電話越しにまで伝わってくる。
私は、苦笑いして答えを返した。
「どうなんだろう・・・、逃げて行っちゃったから結局なにもわからないけど・・・。後でアプリ見てみたら、平沢さん、退会してたし」
「はあ~!?」
そこで、奈緒の怒りは頂点だった。
叫ぶような大きな声が、私の耳にキーン!と響く。
「ナニソレ!じゃあほんとにメッセージとかで怒りもぶつけられない感じじゃん!」
「うん・・・、まあ、もう、関わりたくもないからな・・・」
平沢さんに握られた、手の感触を思い出す。
すーっと、腕を触られた感触も。
・・・だ、だめだ。気持ち悪くて早く忘れてしまいたい・・・。
「んー・・・、まあ、そう言われればそうだよね・・・。また気分悪くなるかもしれないし。変につながりを持つよりいいか」
私の気持ちを感じ取り、奈緒もそう言って納得をした。
そしてすぐに気持ちを切り替え、「でもさ!」と明るい声を出す。
「そのバンドマンとは、まさかのいい出会いだったんじゃない?」
ウキウキとした奈緒の声。
奈緒は、声だけでも気持ちがとてもわかりやすい。