春の花咲く月夜には
「まあまあ。大丈夫だって!昨日絶対ちゃんと寝てるし、なにも心配することないよ」
「ね!」と言って、励ますように、ポンポン、と、紗也華に肩をたたかれた。
賀上くんの寝不足は、もう大丈夫な気がしているけれど、紗也華の言葉と励ましに、亜莉沙ちゃんのことも大丈夫って思えてくるからなんだか不思議だ。
「あ、ほら。そろそろ始まるみたい」
頭上の照明が変化して、ステージに「ANTENNA」のメンバーが順に上がった。
今日は、「ANTENNA」の演奏が前半で、「T's Rocket」が後半だって聞いている。
(わ・・・、やっぱりみんなかっこいい・・・!)
ボーカルのアンナさんを筆頭に。
以前、マサさんのお店で飲んだ時には、みんな気さくな印象だったけど、今はかっこよくてオーラがあって、気軽に話せるような雰囲気じゃなく、まるで別人のように思ってしまう。
ほどなくして、アンナさんの挨拶があり、曲の演奏が始まった。
スピード感のあるハードな音楽に、会場中が盛り上がる。
「かっ、こ、い、い!」
大音量の中、隣の紗也華が、私にわかるように大きく口を動かした。
「うん」と、私は笑顔で同意する。
曲もだけれど、私はやっぱり、アンナさんの歌声がとても好き。
以前、タブレットで聞かせてもらった時も、すごい・・・!と思ったけれど、生のライブは想像以上に迫力があり、綺麗な声を会場中に響かせている。
知らずに元気になるような。
ずっと、聞いていたいと思う声。
私は、「ANTENNA」のステージに、目と耳と・・・全身がくぎ付け状態になっていた。
「・・・ありがとー!!『ANTENNA』でしたー。またねー!!」
途中、MCをはさんで6曲ほど演奏すると、「ANTENNA」のメンバーがステージから順に去っていく。
観客たちは、メンバーの名前を呼んだり手を振ったりと、名残惜しそうに見送った。
「ANTENNA」の興奮はそのままに、次は・・・とドキドキしていると、ステージ上に「T's Rocket」のメンバーが現れて、演奏の準備をしはじめた。
私が「あれ?」と思うと同じ頃、観客の女の子たちも、ザワザワ、そわそわと騒ぎ始める。
「サクヤ、前髪上げてるじゃん・・・!」
「やば・・・!かっこよすぎる!!」
「ね!」と言って、励ますように、ポンポン、と、紗也華に肩をたたかれた。
賀上くんの寝不足は、もう大丈夫な気がしているけれど、紗也華の言葉と励ましに、亜莉沙ちゃんのことも大丈夫って思えてくるからなんだか不思議だ。
「あ、ほら。そろそろ始まるみたい」
頭上の照明が変化して、ステージに「ANTENNA」のメンバーが順に上がった。
今日は、「ANTENNA」の演奏が前半で、「T's Rocket」が後半だって聞いている。
(わ・・・、やっぱりみんなかっこいい・・・!)
ボーカルのアンナさんを筆頭に。
以前、マサさんのお店で飲んだ時には、みんな気さくな印象だったけど、今はかっこよくてオーラがあって、気軽に話せるような雰囲気じゃなく、まるで別人のように思ってしまう。
ほどなくして、アンナさんの挨拶があり、曲の演奏が始まった。
スピード感のあるハードな音楽に、会場中が盛り上がる。
「かっ、こ、い、い!」
大音量の中、隣の紗也華が、私にわかるように大きく口を動かした。
「うん」と、私は笑顔で同意する。
曲もだけれど、私はやっぱり、アンナさんの歌声がとても好き。
以前、タブレットで聞かせてもらった時も、すごい・・・!と思ったけれど、生のライブは想像以上に迫力があり、綺麗な声を会場中に響かせている。
知らずに元気になるような。
ずっと、聞いていたいと思う声。
私は、「ANTENNA」のステージに、目と耳と・・・全身がくぎ付け状態になっていた。
「・・・ありがとー!!『ANTENNA』でしたー。またねー!!」
途中、MCをはさんで6曲ほど演奏すると、「ANTENNA」のメンバーがステージから順に去っていく。
観客たちは、メンバーの名前を呼んだり手を振ったりと、名残惜しそうに見送った。
「ANTENNA」の興奮はそのままに、次は・・・とドキドキしていると、ステージ上に「T's Rocket」のメンバーが現れて、演奏の準備をしはじめた。
私が「あれ?」と思うと同じ頃、観客の女の子たちも、ザワザワ、そわそわと騒ぎ始める。
「サクヤ、前髪上げてるじゃん・・・!」
「やば・・・!かっこよすぎる!!」