春の花咲く月夜には
「じゃ、とりあえず、1曲目いくよー!」
ショウくんが声をかけると、すぐにギターの音が鳴り響き、スピード感のある曲の演奏が始まった。
私は初めて聞く曲だ。
だけどすぐに耳に馴染んで、自然と身体が揺れていく。
紗也華もぱあっと笑顔になって、楽しそうに身体がリズムにのりだしたので、私はとても嬉しくなった。
それから、ノリのいい曲が2曲続いて、会場が熱気に包まれた。
あちこちから、メンバーの名前を呼ぶ声がする。
「えー、改めまして、『T's Rocket』でーす!!今日は来てくれてありがとうございまーす!!」
音が止まって、ショウくんのMCが始まった。
「きゃー!」「ショウー!」という黄色い歓声が沸き上がる。
「今日はオレら『ANTENNA』の後でちょっと緊張してるんですけど。大丈夫ですか、みんな、楽しんでるー?」
「楽しいよー!」「大好きー!!」というお客さんからの返答に、「ありがとう!!オレも楽しい!!」と、ショウくんは嬉しそうな笑顔を見せた。
それからしばらく、お客さんたちと楽しいやり取りを交えつつ、ショウくんや他のメンバーたちのMCが続いて盛り上がる。
「・・・さてっ」
ひと段落ついたところで、ショウくんは話の流れを切り替えた。
そして、賀上くんに左手を向け、観客に向かって呼びかける。
「みんな、今日、サクヤくんがいつもと違うの気づいてますかー?」
「気づいてるー!」「前髪ー!!」「かっこいい~!!」という声が沸き上がり、私と紗也華は、顔を見合わせて「ふふっ」と笑った。
賀上くんは、照れ隠しのように後ろ髪をクシャッと掻いた。
「そー。服も違うし、なんかかっこつけてるよねえ。で、さらに今日はもうひとつ、サクヤくんがいつもと違うことします!!」
「えー!?」
「なになにー?」
女の子たちがきゃーきゃーと盛り上がる中、賀上くんはなんだかとてもそわそわとして、落ち着かない様子を見せた。
前回のライブの印象と、ずいぶん違う彼がいる。
「なんと!!サクヤくんはこの度6年ぶりに曲を作ってくれました!!しかも、彼が歌ってくれます!!」
「え~!!」「きゃー!!」という黄色い声が飛び交った。
賀上くんは、相当落ち着かないようで、後ろ髪を何度もクシャッと掻いている。
ショウくんが声をかけると、すぐにギターの音が鳴り響き、スピード感のある曲の演奏が始まった。
私は初めて聞く曲だ。
だけどすぐに耳に馴染んで、自然と身体が揺れていく。
紗也華もぱあっと笑顔になって、楽しそうに身体がリズムにのりだしたので、私はとても嬉しくなった。
それから、ノリのいい曲が2曲続いて、会場が熱気に包まれた。
あちこちから、メンバーの名前を呼ぶ声がする。
「えー、改めまして、『T's Rocket』でーす!!今日は来てくれてありがとうございまーす!!」
音が止まって、ショウくんのMCが始まった。
「きゃー!」「ショウー!」という黄色い歓声が沸き上がる。
「今日はオレら『ANTENNA』の後でちょっと緊張してるんですけど。大丈夫ですか、みんな、楽しんでるー?」
「楽しいよー!」「大好きー!!」というお客さんからの返答に、「ありがとう!!オレも楽しい!!」と、ショウくんは嬉しそうな笑顔を見せた。
それからしばらく、お客さんたちと楽しいやり取りを交えつつ、ショウくんや他のメンバーたちのMCが続いて盛り上がる。
「・・・さてっ」
ひと段落ついたところで、ショウくんは話の流れを切り替えた。
そして、賀上くんに左手を向け、観客に向かって呼びかける。
「みんな、今日、サクヤくんがいつもと違うの気づいてますかー?」
「気づいてるー!」「前髪ー!!」「かっこいい~!!」という声が沸き上がり、私と紗也華は、顔を見合わせて「ふふっ」と笑った。
賀上くんは、照れ隠しのように後ろ髪をクシャッと掻いた。
「そー。服も違うし、なんかかっこつけてるよねえ。で、さらに今日はもうひとつ、サクヤくんがいつもと違うことします!!」
「えー!?」
「なになにー?」
女の子たちがきゃーきゃーと盛り上がる中、賀上くんはなんだかとてもそわそわとして、落ち着かない様子を見せた。
前回のライブの印象と、ずいぶん違う彼がいる。
「なんと!!サクヤくんはこの度6年ぶりに曲を作ってくれました!!しかも、彼が歌ってくれます!!」
「え~!!」「きゃー!!」という黄色い声が飛び交った。
賀上くんは、相当落ち着かないようで、後ろ髪を何度もクシャッと掻いている。