春の花咲く月夜には
驚くことに、2人は同じ小学校・同じ野球チームに所属していた同級生の関係だった。

私と彼は、2人が話をしやすいように・・・と、席の移動を提案したけど、「せっかくだからみんなで話そう!」と誘われて、そこからは、そのまま4人で話すというなんだか不思議な展開に。

最初はちょっと戸惑ったけど、片山さんも亀沢さんもおしゃべり上手だったので、なんだかんだと楽しく過ごした。


(・・・賀上くんが作った曲に関しては、ますます聞けない感じになっちゃったけど・・・)


ここではもう仕方ない・・・、と諦めて、曲については、帰り道に聞こうと決めた。

その後も話が盛り上がり、ふっと時計を見てみると、いつの間にか22時半を過ぎていた。

そろそろ帰った方がいいかもしれない。

賀上くんに声をかけ、頷き合うと、私たちは、片山さんと亀沢さんに挨拶をして、受付で預かってもらっていた彼のギターを受け取ると、焼き鳥屋さんを後にした。

「また飲もう~!」という、陽気な2人の声に見送られながら。
















< 187 / 227 >

この作品をシェア

pagetop