春の花咲く月夜には
私自身、どちらでもいいなと思っているし、彼が呼ぶ、「心春さん」という響きは私も好きだった。
けれどもし、「心春」と呼ばれたとしても、私は好きって感じるんだと思う。
だってきっと、彼が私の名前を呼ぶのなら、どちらでも、優しく甘く、耳に響くと思うから。
「心春さん、何か買い物ある?」
「ううん。今日は、忘れないように先に買っておいたんだ」
「そっか。じゃあ・・・、行きますか」
「うん」
彼が左手を差し出して、私はすぐにその手をとった。
少しヒンヤリとした、大きな手。
彼とこうして手を繋ぐのは、以前はとてもドキドキとして、落ち着かなかったことだけど。
今はそういうドキドキよりも、ほっと安心できることだった。
けれどもし、「心春」と呼ばれたとしても、私は好きって感じるんだと思う。
だってきっと、彼が私の名前を呼ぶのなら、どちらでも、優しく甘く、耳に響くと思うから。
「心春さん、何か買い物ある?」
「ううん。今日は、忘れないように先に買っておいたんだ」
「そっか。じゃあ・・・、行きますか」
「うん」
彼が左手を差し出して、私はすぐにその手をとった。
少しヒンヤリとした、大きな手。
彼とこうして手を繋ぐのは、以前はとてもドキドキとして、落ち着かなかったことだけど。
今はそういうドキドキよりも、ほっと安心できることだった。