春の花咲く月夜には
「・・・そ、そうだな・・・、一ノ瀬くんから『相談がある』って言われたら、確かにちょっと気にはなるけど・・・、同じ部で同期だし、私じゃなくて、紗也華に相談した方がいいって言うかな」
「・・・『事務のことで聞きたい』とか、相談があるって言われたら?」
「・・・」
(・・・う、うーん・・・、実際ありえなさそうだけど・・・)
万一あったと仮定して、その時の状況によるかもしれない。
いずれにしても、紗也華も誘って3人で・・・と、答えるんじゃないかと思う。
「・・・迷ってる」
「や、ありえなさそうなことだから、逆にちょっと悩むというか」
「・・・ありえなそうって。心春さん、オレ以外の男、もっと警戒してほしいんだけど」
そう言うと、咲也は私の耳と、頬に何度もキスをした。
いつもより、荒く、熱っぽく感じる行為に戸惑う。
けれど、後ろから抱きしめられている状態で、それをかわすこともできない。
「・・・オレが彼氏だってこと、もう、会社で言っていい?」
「えっ・・・!?」
「・・・・・・、やっぱいいや。言わなくても、男がいるってわからせる」
そう言うと、咲也は私の首にキスをした。
強く、長く。
私の肌から、甘い蜜を吸い取っていくかのように。
「・・・っ、さ、咲也、あんまり首は・・・」
「・・・、わざとやってる。目立つとこ」
「!」
肌に残る、キスマーク。
季節は秋になっているけれど、それなりに首元が開いた服はまだ着るし、そうじゃなくても、どういうタイミングで見えてしまうかわからない。
それはやっぱり、恥ずかしいことだと思った。
「・・・や・・・、咲也、困る・・・」
「・・・・・・」
「・・・、さ、咲也・・・っ」
彼のキスから逃れたいって思うけど、この体勢からは逃れられない。
それでも、できる限りで肩をすくめるように動かすと、咲也は、はっとしたように私を解放してくれた。
「・・・、ごめん・・・」
静かな声でそう言うと、咲也は私を自分の方へと振り向かせ、そのままぎゅっと抱きしめた。
咲也の胸に、顔をうずめるようになり、彼の心臓の音が、私の耳に大きく伝わった。
「・・・やっぱオレ、子どもだな・・・。心春さん困らせて」
「・・・、咲也」
「・・・『事務のことで聞きたい』とか、相談があるって言われたら?」
「・・・」
(・・・う、うーん・・・、実際ありえなさそうだけど・・・)
万一あったと仮定して、その時の状況によるかもしれない。
いずれにしても、紗也華も誘って3人で・・・と、答えるんじゃないかと思う。
「・・・迷ってる」
「や、ありえなさそうなことだから、逆にちょっと悩むというか」
「・・・ありえなそうって。心春さん、オレ以外の男、もっと警戒してほしいんだけど」
そう言うと、咲也は私の耳と、頬に何度もキスをした。
いつもより、荒く、熱っぽく感じる行為に戸惑う。
けれど、後ろから抱きしめられている状態で、それをかわすこともできない。
「・・・オレが彼氏だってこと、もう、会社で言っていい?」
「えっ・・・!?」
「・・・・・・、やっぱいいや。言わなくても、男がいるってわからせる」
そう言うと、咲也は私の首にキスをした。
強く、長く。
私の肌から、甘い蜜を吸い取っていくかのように。
「・・・っ、さ、咲也、あんまり首は・・・」
「・・・、わざとやってる。目立つとこ」
「!」
肌に残る、キスマーク。
季節は秋になっているけれど、それなりに首元が開いた服はまだ着るし、そうじゃなくても、どういうタイミングで見えてしまうかわからない。
それはやっぱり、恥ずかしいことだと思った。
「・・・や・・・、咲也、困る・・・」
「・・・・・・」
「・・・、さ、咲也・・・っ」
彼のキスから逃れたいって思うけど、この体勢からは逃れられない。
それでも、できる限りで肩をすくめるように動かすと、咲也は、はっとしたように私を解放してくれた。
「・・・、ごめん・・・」
静かな声でそう言うと、咲也は私を自分の方へと振り向かせ、そのままぎゅっと抱きしめた。
咲也の胸に、顔をうずめるようになり、彼の心臓の音が、私の耳に大きく伝わった。
「・・・やっぱオレ、子どもだな・・・。心春さん困らせて」
「・・・、咲也」