春の花咲く月夜には
「・・・なんか、いいね。2人とも、すでに新婚さんみたいだな」
私と咲也に目を向けながら、央登さんが微笑んだ。
私と彼は、「えっ」と、2人で顔を見合わせた。
「2人とも、いいパパとママになりそうだし・・・、あ、ところで、結婚式はいつになるのかな?」
「「・・・!?」」
私と咲也は驚いて、お互いに、すぐに言葉が出なかった。
奈緒は「ちょちょちょちょちょ・・・!」と焦ったように言いながら、小声で央登さんを制止する。
「央登さんっ、おねーちゃんたち、まだ付き合い始めて半年も経ってないんだよ。咲也くん、私よりも一応年下なんだし・・・、そういう話、まだ全然出てない段階だからっ」
「えっ!あっ、そうなのか!?・・・・・・ごめん、挨拶に来るって言うからもうてっきり・・・」
「もー!挨拶って言うか遊びに来るって言ったでしょう!?早とちりすぎっ!こういうの、男子はプレッシャーっていうか・・・、それで冷めて引いちゃう人もいるって聞くしっ」
奈緒と央登さんは小声で話しているけれど、私はもちろん、咲也にも完全に聞こえているようだった。
何とも言えない雰囲気で、私と彼は、言葉を発することができないでいた。
「・・・あっ、ご、ごめんっ。央登さん、ちょっと勘違いしてたみたいだね。・・・あっ、そ、そうだーっ!持ってきてくれたケーキ食べよっか!琉花~、琉花にも蒸しパンあるんだって」
「だっ!」
それから、何もなかったようにみんなでケーキを食べながら、また、たわいもない話で盛り上がる。
穏やかで、楽しい時間が過ぎていく。
少しだけ、私の頭の中に、「結婚」という文字がちらつきながら。
私と咲也に目を向けながら、央登さんが微笑んだ。
私と彼は、「えっ」と、2人で顔を見合わせた。
「2人とも、いいパパとママになりそうだし・・・、あ、ところで、結婚式はいつになるのかな?」
「「・・・!?」」
私と咲也は驚いて、お互いに、すぐに言葉が出なかった。
奈緒は「ちょちょちょちょちょ・・・!」と焦ったように言いながら、小声で央登さんを制止する。
「央登さんっ、おねーちゃんたち、まだ付き合い始めて半年も経ってないんだよ。咲也くん、私よりも一応年下なんだし・・・、そういう話、まだ全然出てない段階だからっ」
「えっ!あっ、そうなのか!?・・・・・・ごめん、挨拶に来るって言うからもうてっきり・・・」
「もー!挨拶って言うか遊びに来るって言ったでしょう!?早とちりすぎっ!こういうの、男子はプレッシャーっていうか・・・、それで冷めて引いちゃう人もいるって聞くしっ」
奈緒と央登さんは小声で話しているけれど、私はもちろん、咲也にも完全に聞こえているようだった。
何とも言えない雰囲気で、私と彼は、言葉を発することができないでいた。
「・・・あっ、ご、ごめんっ。央登さん、ちょっと勘違いしてたみたいだね。・・・あっ、そ、そうだーっ!持ってきてくれたケーキ食べよっか!琉花~、琉花にも蒸しパンあるんだって」
「だっ!」
それから、何もなかったようにみんなでケーキを食べながら、また、たわいもない話で盛り上がる。
穏やかで、楽しい時間が過ぎていく。
少しだけ、私の頭の中に、「結婚」という文字がちらつきながら。