俺様ドクターは果てなき激愛で契約妻を捕らえて離さない
「――芙美」
顔を上げると、幸也さんの手が耳裏に差し込まれて軽く引き寄せられる。あっ、と思った時にはもう唇を塞がれていた。
ゆっくりと離れたあとでコツンとおでこ同士がくっつく。
「お互いにこれ以上他の誰かに心を乱されないよう、今夜は心も体も固く繋ぎ合わせるってのはどうだ」
「繋ぎ合わせる?」
尋ね返せば、幸也さんの口角がいたずらっぽく持ち上がる。
「まぁ、要はセックスしようってことだ」
「なっ……」
ストレートな誘いに全身が沸騰したかのように熱を持つ。
くっついていたおでこが離れると、幸也さんは顔を傾けて私の唇を優しく奪う。
そのままゆっくりとソファに押し倒され、覆い被さってきた彼はさらに私のことを求めるように舌を絡ませてキスを深いものに変えていく。
それに応えるように幸也さんの背中に腕を回せば、リビングには私たちの甘い吐息が広がっていった。
END


