敵国王子の溺愛はイケメン四精霊が許さない!~加護持ち側妃は過保護に甘やかされています~
「い、いえ。なんでもありません。それよりもこの恰好、もしかして城下に行くのですか?」
まさか殿下に見惚れていたなんて言えるわけもなく、慌てて話題を変えた。
「ああ、街を散策しに行こう。君はこの国に来てからまだ一度も街に下りていなかったろう? 案内するのが遅くなってしまい、すまなかったな」
輿入れでやって来た時は王都を縦断する街路を通ったけれど、馬車の脇を護衛騎士たちが固めていて外の様子があまりよく見えなかった。逆さ山を見に行った時も、王宮の裏門を出た後は人目を避けるように裏道を通って湖に向かった。だから、私が街に行くのはこれが初めて。ぐんと心が浮き立った。
「とんでもない。街歩きなんてアドランス王国にいた時もしたことがなかったので、なんだか夢みたいです」
「こんなに喜んでもらえるのなら、やはりもっと早く時間を作るべきだったな。その代わり今日は、心ゆくまでガルニアの街を堪能してくれ」
私は殿下に手を引かれ、初めての街歩きに飛び出した。
まさか殿下に見惚れていたなんて言えるわけもなく、慌てて話題を変えた。
「ああ、街を散策しに行こう。君はこの国に来てからまだ一度も街に下りていなかったろう? 案内するのが遅くなってしまい、すまなかったな」
輿入れでやって来た時は王都を縦断する街路を通ったけれど、馬車の脇を護衛騎士たちが固めていて外の様子があまりよく見えなかった。逆さ山を見に行った時も、王宮の裏門を出た後は人目を避けるように裏道を通って湖に向かった。だから、私が街に行くのはこれが初めて。ぐんと心が浮き立った。
「とんでもない。街歩きなんてアドランス王国にいた時もしたことがなかったので、なんだか夢みたいです」
「こんなに喜んでもらえるのなら、やはりもっと早く時間を作るべきだったな。その代わり今日は、心ゆくまでガルニアの街を堪能してくれ」
私は殿下に手を引かれ、初めての街歩きに飛び出した。