敵国王子の溺愛はイケメン四精霊が許さない!~加護持ち側妃は過保護に甘やかされています~
っ、なに!? なにが起こったの!?
突如、耳をつんざく轟音と共に空が燃えた──否、燃えたように見えた。
「どう、どう。ヒューラ、大丈夫。いい子だから……」
《あ~! 言わんこっちゃない、始まっちゃったよ》
落ち着きをなくして首を振るヒューラを必死で宥めていると、いつもより少しだけ慌てた声をあげながらシルフがふわりと私の鼻先まで飛んでくる。彼が右手の人差し指で、ちょんと私の眉間をつついた。
「んっ?」
私は反射的に瞼を閉じた。
そうして再び目を開けて、視界に飛び込んできた光景に悲鳴をのんだ。
《よしっ、これで一応は大丈夫かな。守りの風をエミリアの体表に巡らせておいたよ》
間近で告げられるシルフの声をどこか遠くに聞きながら、愕然と空を仰いだ。
パッと見には、空全体が大火に覆われているかのよう。しかしよくよく目を凝らすと、轟々と燃える飛来物──火球が大地に迫り、多量のそれらが赤黒い空を埋め尽くしているのだとわかる。
突如、耳をつんざく轟音と共に空が燃えた──否、燃えたように見えた。
「どう、どう。ヒューラ、大丈夫。いい子だから……」
《あ~! 言わんこっちゃない、始まっちゃったよ》
落ち着きをなくして首を振るヒューラを必死で宥めていると、いつもより少しだけ慌てた声をあげながらシルフがふわりと私の鼻先まで飛んでくる。彼が右手の人差し指で、ちょんと私の眉間をつついた。
「んっ?」
私は反射的に瞼を閉じた。
そうして再び目を開けて、視界に飛び込んできた光景に悲鳴をのんだ。
《よしっ、これで一応は大丈夫かな。守りの風をエミリアの体表に巡らせておいたよ》
間近で告げられるシルフの声をどこか遠くに聞きながら、愕然と空を仰いだ。
パッと見には、空全体が大火に覆われているかのよう。しかしよくよく目を凝らすと、轟々と燃える飛来物──火球が大地に迫り、多量のそれらが赤黒い空を埋め尽くしているのだとわかる。