敵国王子の溺愛はイケメン四精霊が許さない!~加護持ち側妃は過保護に甘やかされています~
《そうだ。シルフの守りがあるとはいえ、この辺りは燃え残った破片が舞い落ちてくる。もし木に燃え移れば山火事に発展する可能性もあるんだ》
シルフとサラマンダーが、入山口を目指して駆けだそうとする私の前に回り込んできて訴える。
《それに嬢ちゃん、この異常事態で山に住む野生動物たちが相当いきり立っておるんじゃ。普段人を襲わない大人しい動物でも、今は脅威じゃ。この状況で山頂を目指すのは自殺行為じゃよ》
《私たちはあなたが心配なのです。私たちの意を汲んで王宮に戻ってはいただけませんか?》
ノーム爺とディーノも言い募る。
「みんなの言ってることはよくわかるの。だけどね、殿下は今この瞬間も塵や破片が飛び散る山頂で、国民を守るために体を張っているはずよ。そんな彼の側に行きたいの。リスクがあっても、私は行く! ごめんね、みんな!」
キッパリ言い切るとみんなの反応を待たず、横をすり抜けて駆けだした。
シルフとサラマンダーが、入山口を目指して駆けだそうとする私の前に回り込んできて訴える。
《それに嬢ちゃん、この異常事態で山に住む野生動物たちが相当いきり立っておるんじゃ。普段人を襲わない大人しい動物でも、今は脅威じゃ。この状況で山頂を目指すのは自殺行為じゃよ》
《私たちはあなたが心配なのです。私たちの意を汲んで王宮に戻ってはいただけませんか?》
ノーム爺とディーノも言い募る。
「みんなの言ってることはよくわかるの。だけどね、殿下は今この瞬間も塵や破片が飛び散る山頂で、国民を守るために体を張っているはずよ。そんな彼の側に行きたいの。リスクがあっても、私は行く! ごめんね、みんな!」
キッパリ言い切るとみんなの反応を待たず、横をすり抜けて駆けだした。